こんにちは、じゅんです。twitterではjun_mh4gで気ままに活動しています。
アドベントカレンダーにちょうどよく隙間があるので、何か書こうかと思い、地元開発者コミュニティに関するポエムを書くことにしました(雑)。
HoloLens Advent Calendar 2018の11日目です(書き始めたの自体は12/11で間に合わなかった)。
2018年4月に札幌で行われたHoloLens Meetupをきっかけに、Hokkaido MotionControl Network(DoMCN)が5月に爆誕しました。
現在、自分はリーダーの邪魔をしない程度にお手伝いをして、なんとか関与したイベントの満足度を上げようと頑張ってみてます。
まず、私個人の行動指針になりますが、
『無茶が報われない若者を増やさない』が人生のベースになっています。
という前提でお読みください。
当初、私は北海道コミュニティには組み込まれていたわけではなくただのお客さんでした。
突如現れた札幌HoloLens Meetup vol.1のconnpassページを眺めていました。
じわじわ登録数が増える一般枠に比べて学生からの予約数だけが異常に低かったのを、常に気にしてはいたのですが、開始まで2名くらいで終わりそうな勢いでした。
そこにたまたまjojomonvrさんからの直接相談のメールが来て、
じゃあ大学内の事情に照らし合わせてマーケティング案を打ってみますかとなったのが私の挑戦の発端です。
直近数年の学生の特徴は、私が指導していた限りでは、
・従順
・真面目
・要領が良い
一瞬いいところづくめの様でもありますが、研究現場ではそういうわけでもなく、これらの性質が災いして
・新しいものへの好奇心が必要な場面で想像力をかき立てることが苦手 となります。(他がそうでない事を祈ります。)
ですので、新しいもののカタマリである、HoloLens ならびにHoloLens meetupとの相性が悪いことは2年前から分かっていました。
あと観測範囲(物性研究クラスタ)で、connpass知ってる人誰もいない問題というのもありました。知名度は絶望的です。
ただし、隠れキリシタン的に集団に混ざっている新し物好きの学生をうまく場に引き上げることができれば、
東京HoloLens Meetupで私が感じていた、参加者の圧倒的な熱量の高さを受け取ってリピーターになってくれるのではないかと仮説しました。
第一回は4月14日という、年度明けのバタバタの始まる学内で最悪のタイミングで開催されました。
大学構内がサークル勧誘ビラ貼りだらけになるなか、
そこに勝つ程度のホロレンズミートアップのチラシを個人的に作成してみました。
この時のコンセプトは『ギークだけを釣る』でしたw
なので、ポスターの書体もハイテク・未来的な印象のもので統一して、
かつ、登録方法へのアクセスはポスター中のQRコード読み込みのみという切り捨て具合で、
一般の大学生を寄せ付けない雰囲気のまま、工学部の二か所に掲示依頼を出しました。
4月ですでに外の人となっている私はちょっと交渉しましたよ。
また、私はサイエンスコミュニケーターと呼ばれる人になるための講座を受けた過去があり、
その講座の修了生が加わることができるメーリングリストがあります。約1000人ほど蓄積があります。
そこにもポスターのデータを添えて告知の案内メールを投げました。
そこそこの問い合わせと反響があり、新し物好きな属性を備えた学生が増え始め、
第一回は本来20人の学生枠のところを再調整し、13/15人の参加率で本番を迎えることができました。
https://hololens.connpass.com/event/80654/
総参加者数は96人でした。
これがきっかけでDoMCNの爆誕と次のミートアップの計画に弾みがついたかなと思っていたので、
第二回までに様々なイベントをやりつつ、巻き込んだ団体との連絡パスを作り、準備しました。
夏ごろは、たくさんのイベントをメンバーそれぞれが企画し、手の空いてるメンバーが協力するという方式でとにかくたくさんのイベントを運営したり好き勝手やっていた時期です。
一方の私は、札幌のイベントをやりつつ、半分くらいをさぼって地方に飛ぶチャレンジをやっています。
ただ飛ぶだけだとコスパが悪いので、自然科学系の研究会(全国大会を含む)に合わせて飛び、ついでに地方コミュのミートアップをプレ体験して、情報を持ち帰ったり、他メンバーが行くための予備知識なんかを集められる範囲で集めて還元してました。
カオスすぎるコンパスイベント参加履歴を以下にデロデロっと並べます。気持ち悪いですねww
実際は学会参加とpeatixのイベントがさらに増えるので、滅茶苦茶な出張率の無職がホロレンズ持って全国をうろついていたことになります。
(遠隔2イベント同時参加とかもしています。360カメラの会議ソフトのおかげで自分だけ何処からでも魂参加が可能なのです(後述))
これらの活動で得られたものは存外に大きく、自分が行った先々でフットワークの軽い人が次々見つかり、その後の直近のHoloLens Meetupにわざわざ飛行機を飛ばして参加しに来てくれたりしています。
熱い応援をしてもらえているように感じており、感謝しております。
DoMCNの活動の特色について書きますが、
北海道は面積が大きいので参加者規模の大きなイベントも比較的開きやすい方だと思っています。
直近のミートアップも6,70人規模で継続して行えております。
また、イベント数が東京に比べて少ない分、当日キャンセル率が異様に低いです。
このくらいの規模でVR関連のイベントができるらしいという中央からの認知が進めば、
製品紹介系の展示者さんも北海道旅行の旅費を工面する理由ができてくるのではないかと想像しています。
さて、結構話が進んでいる一方で個人的な悩みがありまして、
私は開発者ではありません。成果物というものが特にないです。観察して考えることの方に常に意識が行ってます。
オフラインイベントで直接お話をすることで開発者さんの時間だけ奪うことになっては、
#いしおかさんはちょっと と言われる機会が増えちゃいます(内輪ネタで申し訳ない)。
ただのイベンター補助マンとしては頼りない部分が出てきちゃってますので、路線変更を試みています。
夏ごろから、いろいろな方々の現在のスキルや今後の興味事項などを自分なりに整理してみて、
別の場所で出会った相性の良さそうな方(特に別クラスタの人)を紹介してみるという活動を少しずつ始めています。
こないだMUTECというイベントで話題になったNO-ON http://no-on.jp/
のメンバーにCEDECで展示を出してた大学グループを紹介してみる試みも、その一環でした。
脳波つながりで発展がそれぞれありそうな予感の元、軽率にやってみてます。
余計なお世話だったら本当にごめんなさい。
12/4にミーティングの機会が設けられ、そこでは真の情報交換の形を見た気がしました。
お互いがよく知らない領域を互いに補完することで新たな価値や方向性が生まれればいいかなと考えています。
札幌のLTや展示などで発信をする方の関心領域は覚えやすいので(顔を忘れてしまうんですが)、
どんどん有効に使ってくれるとうれしいです。クソリプしますけど。。
そんなこんなで、まとめますと、去年の冬にHoloLensの触り方を模索するだけだったマンだった私の属性はだいぶ変わり、
①電子工作クラスタとゆるくつながっているマン
②ヘッドマウントディスプレイ大好きクラスタとお得購入情報を探り合うマン
③自分が習っているバイオリンの先生のクラスタにVRを触らせるマン
④電子顕微鏡のプロの集会にHoloLensかけてお客を探しに行くマン
⑤なるべく若い開発者にはミートアップみたいな発信の機会をチャンスととらえてもられるような工夫を考えるマン
⑥視覚にとどまらず聴覚・触覚に興味持っちゃって入力・出力双方のガジェットの山に埋もれているマン
みたいな属性を持った異分野展開マンになりつつあります。
おととしから少しずつ好奇心が戻ってきている最中ですので、面白いことがありそうでしたらぜひ誘導してください。
あまりにHoloLens関係ない話が続いてしまったので、
HoloLensを大学の研究現場で運用してみた去年10月―1月の大学内勝手プロジェクトのリンクを貼って終わりたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。
4月から遊んでくれてるKumaMCN・FMCN、大阪駆動開発の皆さん、また本家TMCNの皆さんありがとうございます。
7/21発表 最先端VRとhololensを大学の材料研究現場に唐突にぶっこんでみーた話@札幌HoloLens Meetup vol.2
https://www.slideshare.net/JunyaIshioka/180721-the-concept-of-social-electron-microscope-107005816
ちょっと宣伝
2/16 札幌HoloLens Meetup Vol.4 冬編 開催場所決定!
前回と同じく70人Maxくらいでやります(*‘∀‘)
(12/12ちょっと落ち着いたら修正・追記予定)
(12/12午後 接続詞入れた 告知追加)