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とある小規模チームの取り組みの紹介

Last updated at Posted at 2018-12-03

この記事は千 Advent Calendar 2018の3日目の記事です。

千株式会社ではエンジニア組織の中にいくつかチームがあり、私はその中のアプリチームでリーダーを任されています。
この記事ではアプリチームが行っている取り組みをリーダーの視点で紹介します。

チームが3名と小規模なので、そのようなチームのリーダーの方の参考になれば幸いです。

体制と担当

  • エンジニア: 3名
  • 担当プロダクト: 3つ
    • Electronアプリ: 2つ
    • iOSアプリ: 1つ
  • 各エンジニアに1つのプロダクトを任せるようにしていますが、完全に分業せずに必要であればサポートするようにしています。

取り組み

朝会

  • 毎朝、昨日やったことと今日やることの共有を行います
  • 合わせて、困っていることとモブ作業したいことの相談も行っています
    • 後述しますが、アプリチームではモブ作業を積極的に行っています
  • ファシリテーターは日替わりで交代し、誰かがいない時はやらないという状況にならないようにしています

チームふりかえり

  • 週1回ふりかえりのミーティングを行っています
  • ミーティングでは以下の内容を話し合います
    • 直近の大きなリリースの認識合わせ
    • チームKPIの確認(月1回)
    • 今週リリースした内容の共有
    • その他に相談したいトピックス
    • KPTによるふりかえりと今週取り組むkaizenタスク
  • 相談したいトピックスが多い場合にふりかえりの時間が取れないことがありますが、その場合別の時間を取っています

1on1

  • リーダーとメンバーで1on1を実施しています
  • リーダーは日々、1on1で話したい内容をメモしています
  • 初めは月1回1時間で行っていましたが、現在は週1回30分で行っています
  • 月1回だと話したい内容を話すタイミングが最大で1ヶ月空いてしまい、思い出すのに時間がかかったり、適切ではないと感じ、頻度を週1回にしました

メンバーのリーダー評価

  • 先月からメンバーのリーダー評価をはじめました
  • 一緒に働いているチームメンバーに評価してもらう を参考にGoogleスプレッドシートに評価項目を用意し、期待値と評価値を記載してもらっています
  • まだ1回しか実施していませんが、普段のコミュニケーションからは得られない情報が得られました
  • なお、評価には1~2時間かかっていると聞いています

(なんちゃって)スクラム

  • 担当しているプロダクトのうちの1つでスクラムを実施しています
  • スクラムは以下のように行っています
    • 1スプリント1週間
    • スプリント開始時にスプリントプランニングを実施
    • スプリントプランニングでは1週間で取り組むISSUEを決める
    • スプリント終了時にスプリントレビューとレトロスペクティブを実施
    • スプリントレビューとレトロスペクティブでは、スプリントの実績と、プランニングで決めた予定との差異をもとに原因を考え、次のスプリントに活かしていきます
  • メンバーから「スケジュールを守れるようになりたい」という意見が上がったのですが、アプリチームの開発では締切がある仕事が多くありません
  • そこで、スクラムを導入してスプリントのスケジュールを守れるようになっていければ良いなと考え導入しました

困ってること教えてBOT

  • チームのSlackチャンネルで もうお手上げです。あなたが困っていることも教えて下さい。 などと1時間に1度投稿するBotを運用しています
  • 1人で困っている時にこの投稿に返信し、それを他のメンバーが見つけ、サポートする運用が行われています
  • 分報の文化も少しあったのですがあまり使われておらず、このBotもあまり使われないのではないかと懸念していましたが、結構投稿されていて適度にサポートできるようになったと感じています

モブ作業

  • モブ作業とはモブプロをプログラミング以外の作業にも拡張したものです
  • 前述した通り朝会でモブ作業をしたいものを確認し、必要に応じて行っています
  • 具体的には、以下の状況でモブ作業を実施しました
    • アプリの不具合が見つかり急いで対応する必要があった作業
    • 修正が難しく、規模が大きくなりそうな作業
    • 開発歴が浅く実装に時間がかかりそうな作業
  • モブ作業の詳細は別の記事で書こうと思います

ランチ

  • 少なくとも週に1回は必ずメンバー揃ってランチに行くようにしています

最後に

現在のアプリチームではこのような取り組みを行っていますが、状況によって必要な仕組みは変わっていきますし、もっとメンバーが良いと思えるチームにしていきたいと考えています。

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