🔰 はじめに

本記事は「Vol.8.0〜8.11」で扱った Struts2 タグライブラリの基礎〜実務活用 を体系的にまとめた
総まとめ・逆引きナビゲーションページです。

UIタグやOGNL式、条件分岐などを使いこなすために、「いつでも見返せる辞書」として活用してください。

📚 Vol.8.x 各記事リンク一覧（基礎 → 実務）

Vol.	タイトル	概要
8.0	OGNL入門	タグライブラリの基礎を支える式言語
8.1	`s:property`	値を画面に表示する基本タグ
8.2	`s:iterator`	リストや配列を繰り返し表示
8.3	`s:url` / `s:a`	動的リンクやパラメータ付き遷移
8.4	`s:form` 入門	入力フォームの作成・連携
8.5	`s:textfield`, `s:submit` など	各種入力タグとボタン
8.6	`s:hidden`, `s:textarea` 他	補助的な入力タグ
8.7	画面設計ノウハウ	タグ配置・画面整形のポイント
8.8	Vol.8シリーズ総まとめ	UIタグ基礎編の締め
8.9	条件分岐とOGNL式	UI制御を支える条件判定の実践活用
8.10	独自タグの自作入門	JSPカスタムタグのTLD定義と共通UI部品化
8.11	実務編	`<s:form>` と `<s:textfield>` などの入力フォームまとめ
8.12	実務編	共通レイアウト、<%@ include %> 設計など
8.13	UI制御編	フィールド単位のエラーメッセージ制御 `<s:fielderror>` / `<s:actionerror>`
8.14	【Struts2】フォーム部品の共通化・再利用	内の入力UIを共通JSPに切り出し、<%@ include %> で再利用する方法を解説。フォーム構造の再利用性・保守性を高める実践テクニック。 `` / ``
8.15	【Struts2】状態に応じたUI出し分け制御	ログイン状態・権限・Actionの状態・URLパラメータなど、各種状態に応じた画面UIの出し分けパターンをOGNL式やタグで実践的に整理。実務UI制御の集大成。
8.16	【Struts2】状態に応じたUI出し分け制御	s:iterator による一覧出力の基本〜実務テクまで網羅。行番号付与、条件分岐、空リスト対応など、繰り返し処理のUI最適化Tipsを整理。
8.17	【Struts2】カスタムタグの拡張応用〜共通部品化・UI拡張で保守性アップ〜	.tag や等を活用した共通UI部品化・カスタムタグ拡張手法を整理。再利用・保守性向上に直結する実務パターンを紹介。
8.18	【Struts2】JSP構造のテンプレート最適化と共通レイアウト	`<s:include>` / `header.jspf` / 共通テンプレート構造の分離と適用によるJSPの保守性向上
8.19	【Struts2】テンプレートの再利用応用〜レイアウト共通化 × 動的UI部品の出し分け設計〜	Vol.8.18 で構築した共通テンプレート構造を基に、ログイン状態やユーザー権限に応じた動的UI部品の出し分け、ページ種別ごとのタイトル・CSS切り替えなど、テンプレート再利用の応用パターンを解説。
8.20	【Struts2】テンプレート設計の完成形〜ページ種別テンプレート／共通レイアウトのモジュール化と階層設計〜	共通レイアウトのベーステンプレート化、ページ種別ごとのテンプレート分離、ロール別UI出し分けなど、テンプレート設計の完成形を解説。

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🔍 タグ別・目的別逆引きマップ

タグ / 処理目的	解説記事	具体例・Tips
値を表示する	8.1	`s:property` を使った動的表示
リストを出力	8.2	`s:iterator` で掲示板一覧など
条件分岐	8.9	`s:if`, `s:else`, OGNL式
フォーム画面	8.4	`s:form` や入力項目一式
ボタン制御	8.5	`s:submit`, ロール別表示制御
URLや画面遷移	8.3	`s:url`, `s:param`, `s:a`
ユーザー制御	8.9	ログインユーザー限定の表示切り替えなど
カスタムタグ (TLD)	8.10	共通のフォーム要素・レイアウト部品の再利用
共通ヘッダー／フッター設計	8.12	`<%@ include file="..." %>` による部品組み立て
UI制御	8.13	フィールド単位のエラーメッセージ制御〜 `<s:fielderror>` / `<s:actionerror>`
入力フォームの共通化	8.14	フォーム部品をJSP化し、画面ごとに共通利用する事で保守性を向上。管理画面・登録画面などで使い回し可能。
`<%@ include %>` を使った画面分割設計	8.14	入力UIを構造単位で共通化・整理することで、画面構成の可読性と拡張性を両立。
`<s:if>` / `<s:else>` / OGNL	8.15 8.9	ログイン状態に応じたナビ出し分け / 管理者専用ボタン / 編集・閲覧モード切替など
Actionプロパティで制御	8.15	Action側で出し分けフラグを制御し、JSPをシンプルに保つ設計
一覧出力（ループ）	8.16	s:iterator の使い分け、ネスト・index表示、空データ時の分岐、HTML出力制御など一覧処理に必要な実務知識を体系的に解説。
カスタムタグ（共通UI部品化）	8.17	`<s:textfield>` + `<s:fielderror>` の一体型部品化／入力UI・リスト表示共通タグ設計など
共通レイアウト / テンプレート構造最適化	8.18	`<s:include>`による共通JSPの読み込み、`header.jspf`分離、テンプレート統一設計
テンプレート再利用	8.19	ログイン状態やユーザー権限に応じた動的UI部品の出し分け、ページ種別ごとのタイトル・CSS切り替えなど、テンプレート再利用の応用パターンを解説。
テンプレート階層設計	8.20	baseTemplate.jsp をベースにしたページ種別テンプレートの分離と共通レイアウトのモジュール化。
ロール別UI出し分け	8.20	セッション情報に基づくを用いた管理者／一般ユーザー向けメニューの切り替え。

🧩 OGNL式 & 条件分岐パターン集

パターン	サンプル	解説記事
nullチェック	`xxx == null`	8.9
空文字チェック	`xxx.trim().length == 0`	8.9
数値比較	`value > 10`	8.9
ログインユーザー比較	`#session.loggedInUser.user_id == post.user_id`	8.9
逆パターン（`s:elseif`, `s:else`）	条件に合致しないUI制御	8.9

🔗 詳細：
📘 OGNL式一覧＆条件分岐集（Struts2 実務向けリファレンス）

💡 実務向けシナリオ別・よくあるUI制御Tips

シナリオ	解説記事	備考
ログインユーザーにだけ編集ボタンを表示	8.9	`s:if + OGNL式` を活用
投稿が存在しない時は「投稿はありません」を表示	8.2 or 8.9	`s:iterator status`, `s:if test="list.size==0"`
ボタンを押したらIDを隠して渡す	8.6	`s:hidden` + `s:submit`
動的URLで画面遷移する	8.3	`s:url`, `s:param`
複数の画面で同じUI部品を再利用したい	8.10	`s:url`, `s:param`
`<s:form>` や `<s:textfield>` をもっとスリムに使いたい	8.10	`s:url`, `s:param`
- フォーム部品の Bootstrap 対応：`<s:textfield>` などに `cssClass` を使って装飾	8.11	`s:url`, `s:param`
- ヘッダー／フッター／ナビメニューの共通化	8.12	`<%@ include %>`
- フィールド単位のエラーメッセージ制御〜 `<s:fielderror>` / `<s:actionerror>`	8.13	`<s:fielderror>` / `<s:actionerror>`
複数画面で同じフォーム構造を使い回したい	8.14	`<s:form>` / `<%@ include %>`
ログイン状態に応じてナビゲーション切替	8.15	#sessionの有無でユーザーメニューやログイン/ログアウトボタンを動的切替
管理者のみ特定ボタンを表示	8.15	user_role による条件分岐で「削除」「管理メニュー」等の表示制御
編集・確認モードの切替UI	8.15	URLパラメータ mode に応じて表示ブロックを切替、フォーム部品再利用とも相性◎
データ一覧画面のUI出力を最適化したい	8.16	一覧表示のループ・条件分岐・行番号・空リスト対応など、繰り返し表示に特化した実装パターンをまとめたリファレンス。
同じようなUIレイアウトが複数画面に点在	8.17	カスタムタグによる共通化で修正・拡張を一元管理。保守効率大幅UP。
全画面に共通ヘッダ/フッタ/メニューを適用したい	8.18	`header.jspf`・`footer.jspf`の導入、`<s:include>`による分割適用で全画面統一感を実現
ログイン状態に応じてメニューを出し分ける	8.19	`<c:choose>` を使用して、ログインユーザーとゲストユーザーで異なるメニューを表示。
ページ種別ごとにタイトルやCSSを切り替える	8.19	`<c:set>` や `<c:if>` を活用して、ページごとのタイトルやスタイルシートを動的に変更。
管理者のみ特定のUI部品を表示する	8.19	ユーザーのロールに応じて、管理者専用のツールやリンクを表示。
ページ種別ごとのテンプレート分離と共通レイアウトのモジュール化	8.20	一覧／フォーム／認証画面など、ページ種別に応じたテンプレート分離と共通レイアウトのモジュール化により、保守性と再利用性を向上。

📎 今後の展望（Vol.8.xxx〜）

Vol.8.xxx〜以降では、カスタムタグ化・共通化・バリデーション連携など
より実務に近い Struts2 UI活用術へと進んでいきます。
「こんな辞書ほしい！」「ここの逆引きほしい！」というご要望はコメントでぜひどうぞ！

🧭 最後に

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