14
6

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

AI最新論文をAI自身に解説させてみた話

Posted at

はじめに

日々公開されるaiの最新論文、キャッチアップできていますか?

忙しい毎日の中で、「この論文、読まなきゃ…」 と思いながら、つい後回しにしてしまうことってありませんか?
最新の研究を追いかけたいけれど、英語を解読したり、数式を理解したりするのに時間がかかる。
結局、読む時間が取れずに気づけば新しい論文がどんどん溜まっていく…。

私自身そういう課題があったのでなんとかしたいと思い、「論文を読む」ではなく「論文を聞く」 という新しいインプット方法を試してみましたので共有の記事です。
そこで今回は、AIを活用して論文からPodcastを作成し要点だけを聞くという方法を試してみました!

とりあえず、作ってみる

まず、AIに論文を投げて会話形式のPodcastを作ってもらうことから始めました。
テーマとなる論文には以下のものを使わせていただきました
A synthetic data approach for domain generalization of NLI models

作り方はGPT-4oを使って台本を生成し、それをOpenAIのTTS(Text-to-Speech)で読み上げるというシンプルな仕組みです。

ただ、最初の試作品は要約されすぎてしまう問題が発生しました。
GPT-4oの出力には文字数制限があるため、論文の要点を詰め込みすぎてあまりにもあっさりしすぎた台本になってしまったんです。
たとえばこんな感じ👇

🎧 初回試作の音声
https://res.cloudinary.com/dlwrzof1l/video/upload/v1739633054/hn0jds09ula41x3etwdf.mp3

聞いてもらうと分かると思いますが、要約されすぎて深い理論の理解までできません

そこで、論文の内容をもっとしっかり伝えるために、数ページずつ分割してAIに投げる方式に変更してみました。すると要約の精度が改善され、適度な情報量の台本が生成できるようになりました。

最終的に完成したPodcastがこちら👇

🎧 最終版の音声
https://res.cloudinary.com/dlwrzof1l/video/upload/v1739633063/wp3fvdlw1jnfhxdigsxr.mp3

実際に家事しながら聞いてみたんですが、aiが噛み砕いて話してくれるのでとても理解がしやすいように思いました。(これ毎日聴いてれば論文のキャッチアップをサボっているという罪悪感からも解放されるかも。。)

あなたも聴いて感想聞かせて欲しいです!

実際に作ってみて、「意外と便利かも?」と思ったので、サービス化しようかなと考えました
とはいえ、いきなりアプリなど作るのも大げさなので、興味がある人向けに1週間試しに毎日配信して聞いてもらうことにしました。
以下のフォームから登録してもらうと、次の日から一週間毎日1本ずつ、メールでAI論文のPodcastを送ります。

📩 登録フォーム

あと、AIによる論文の要約だけじゃなく、「こういう内容なら毎日聞きたいかも」 みたいなものがあれば、それも知りたいので、ぜひ教えてもらえたら嬉しいです。
リクエストが多かったら、そのテーマでもPodcastを作ってみようと思います。リクエストは以下のフォームかコメント欄までお願いします!

📝 リクエストもこちら

同じような悩みを持ってる人がいたら、気軽に試してもらえたらうれしいです!

最後に

今回、AIを使って論文を音声化してみたら、思ったよりも気軽に情報をキャッチアップできることに気づきました。
まだ試行錯誤の段階だけど、「論文を読むのが大変」 という課題を少しでも解決できたらいいなと思っています。

とりあえず1週間の試験配信をやってみるので、「ちょっと気になるかも」 くらいの気持ちで試してもらえたら嬉しいです。
もし聞いてみて「もっとこうしたら良さそう」とか「こんな内容のPodcastもほしい」と思ったら、コメントにもぜひ気軽にフィードバックをもらえたら!

それでは、興味のある方はぜひ試してみてください。

14
6
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
14
6

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?