2023年2月11日改訂(問題は以下の以前の記事参照)
改めて調べたところ,AutoHotkey に関わるよく知られた問題で,こちらに情報がありました.「押しっぱなし病(stuck)」「ホットキーすり抜け病」と呼ばれているようです.完全な解決法はないようでしたが,以下の方法で私の環境(ダイアモンドキー)ではほぼ問題が解消しました.若干キー動作が遅いのが難点ですが.
なお,この問題は ThinkPad X1-Extremeで発現しましたが,ThinkPad T480では発現しませんでした.マシン依存なのも不明です.
この記事はAutoHotkey v1.1に基づくものです.2022年12月にv2がリリースされていましたので,もしかすると改善しているのでしょうか(未確認)?
AutoHotkey スクリプトの編集
以下の様に Sleep
を入れました.数値(以下では 2
としましたが,1
では以下に述べるキーボードの表示の間隔をさらに一段遅くする必要がありました)は試行錯誤で決めます.
#NoEnv ; Recommended for performance and compatibility with future AutoHotkey releases.
; #Warn ; Enable warnings to assist with detecting common errors.
SendMode Input ; Recommended for new scripts due to its superior speed and reliability.
SetWorkingDir %A_ScriptDir% ; Ensures a consistent starting directory.
^h::
Send,{BS}
Sleep,2
return
^g::
Send,{Del}
Sleep,2
return
^e::
Send,{Up}
Sleep,2
return
^x::
Send,{Down}
Sleep,2
return
^d::
Send,{Right}
Sleep,2
return
^s::
Send,{Left}
Sleep,2
return
ケーボードの設定の変更
Windows 11 の キーボードのプロパティ において,表示の間隔 を以下のように少し遅くします.これまでは最速にしていました.文字の連続入力では特に遅いとは感じませんが,ダイアモンドカーソルの動きはやや遅くなりました.この点が不満ですが,この解決策は分かりません.
参考資料
- AutoHotkey:キー押しっぱなし病・ホットキーすり抜け病対策の研究,情報科学屋さんを目指す人のメモ (2023年2月11日参照)
以前の記事(不要ですが,記録として)
Windows 10(2023年2月11日現在,Windows 11 でも同様です) で文字をキーボード入力していると,いつの頃からか,突然,キー入力がショートカットのような(窓が開く),編集モードのような(例えば,eを押すとカーソルが上に動く)挙動となり,文字入力ができなくなりました.Windowsキーも反応しなくなり,マウスで再起動させる必要がありました.
根本的な解決方法は不明ですが,マウスで 「Windowsキー」を押しながら「Lキー」 を押してロック状態にし,パスワードを入力(または指紋認証)してロック解除すると,問題が解決しました.
2023年2月11日追記 これは「押しっぱなし病」と呼ばれるもので,もう一度 Ctrl キーを押せば直るようです.
AutoHotkeyを使用しており,その設定の不具合の可能性があるため,再インストールして設定し直しました.不具合が起きなくなればこれが原因と考えられます.ちなみにAutoHotkeyは ダイヤモンドーカーソル化 に使っています.
2022年9月7日追記
対応後不具合の頻度は下がりましたが,1度同様の不具合が再発しました.上記の対処法で解決しましたが,原因は不明です.