BBC micro:bit
micro:bitはプログラミング可能な小さなコンピューターで、学習や教育が楽しく簡単に出来るようにデザインされています。
広く小学生向けのプログラミング教育に活用されていますが、Nordic社のnRF51822を搭載しており、本格的な組み込み開発も可能です。
統合開発環境
Segger Embedded Studioのダウンロードとインストール
次のページからインストーラーをダウンロードします。
https://www.segger.com/products/development-tools/embedded-studio/
今回、Embedded Studio for ARM, Windows, 64-bit
の v4.52c [2020-05-18]
をダウンロードしました(Setup_EmbeddedStudio_ARM_v452c_win_x64.exe)。
ダウンロードしたインストーラーを起動し、デフォルトのままインストールを進めます。
非商用利用であれば、無料で利用できるようです。
micro:bit向けパッケージの追加(nRF CPU)
Segger Embedded Studio を起動し、[Tools]-[Packege Manager...]でパッケージマネージャーを開き、NORDIC社のnRF CPU Support Package
を選択後、ダブルクリックで、ActionをInstall
にします。
Next
ボタンで、ダウンロードとインストールが実行されます。
Download and install:
- CMSIS 5 CMSIS-CORE Support Package 5.04
- Nordic Semiconductor nRF CPU Support Package 8.32a
J-Linkのダウンロードとインストール
次のページを参考に、BBC micro:bit J-Link OB Firmware
をダウンロードし、micro:bit本体にインストールします。
Upgrading the BBC micro:bit DAPLink to J-Link
https://www.segger.com/products/debug-probes/j-link/models/other-j-links/bbc-microbit-j-link-upgrade/
ファームウェアのダウンロード
BBC micro:bit J-Link OB Firmware
をダウンロードします(JLink_OB_BBC_microbit_17-03-24.hex
[2017-03-24] 153 KB)。
https://www.segger.com/downloads/jlink#BBC_microbit
メンテナンスモードでの起動
micro:bit
本体のリセットスイッチを押しながら、USB通信ケーブルで、パソコンに接続します。
すると、通常とは異なり、ドライブ名がMAINTENANCE
として認識されます。
ファームウェアのインストール(書き込み)
ダウンロードしたファームウェアをMAINTENANCE
ドライブへドラッグアンドドロップでファイルの書き込みを行うとインストールが行われ、自動的にmicro:bit
が再起動します。
サンプルソースコード
ファームウェアをダウンロードしたページで、サンプルソースコードをダウンロードできます。
-
Sample project - LED Blink
をダウンロードし、解凍します。 -
micro:bit
本体をパソコンにUSB通信ケーブルで接続します。 - 解凍したフォルダの中に、
Microbit_LEDBlink.emProject
というプロジェクトファイルがありますので、それをダブルクリックで開きます(Segger Embedded Studio
が起動します)。 - [Target]-[Connect J-Link]で
micro:bit
に接続します。 - [Debug]-[Go]で、ビルドと書き込みが行われ、
int main(void)
で、デバッガが一時停止します。 - さらに、[Debug]-[Go]で、実行が再開され、サンプルソースコードの通り、LEDが点滅を繰り返します。
nRF51 SDK