iTerm2にAI機能ができたので試してみました。これはChatGPTにアクセスしてコマンドを検索・生成できるという機能です。また、プロンプト自体をカスタマイズすることもできるようです。
(iTerm2 Version 3.5)
導入方法
この機能はiTerm2の拡張機能で、公式サイトからインストールします。ChatGPTはAPIを使っており、OpenAIで発行したAPIキーが必要になります。
iTerm2で[Edit]>[Engage Artificial Intelligence]を開きます。
Setting>General>AIが開かれます。プラグインがインストールされていない場合、"Plugin not found"が表示されるので、"Install"をクリックします。
ブラウザでiTerm2のAIプラグインのページが開かれるので、Downloadをクリックします。
ダウンロードしたファイルは、アプリケーションに配置することで使えるようになります。
ここで再度、iTerm2で[Edit]>[Engage Artificial Intelligence]を開くと"Plugin installed and working"にチェックがついていると思います。
"Enable generative AI features"にチェックを入れ、OpenAI API Keyを入力します。API Keyの説明は公式ページをご覧ください。
この画面では、AI Promptでプロンプトのカスタマイズ、ModelでAIモデルの選択などができます。
これでAIプラグインの導入は完了です。
使い方
iTerm2のコマンドシェルを開き、Cmd-yを打つとプロンプト画面が開きます。
ここで、例えば以下のように書いてみますと、helloと5回echoするためのコマンドをChatGPTが教えてくれます。
これでShift+Returnを押すとコマンドが入力されます。
OpenAIのAPIは課金式ではあるものの価格は非常に安いので、iTermを多用するなら使える機能なのかなと思いました。