アセットをUnity Editorにドラッグアンドドロップした後、毎回Inspectorで同じ設定変更を行っていました。
これを自動化できないかと調べたところ、Preset Managerという仕組みでできるようだったのでまとめてみました。
Unity 2018以降で使えるらしいです。
元々の動機:VRChatでのfbxインポート
VRChatではアバター向けのfbxファイルをインポートする度に以下の設定が必要です。これを毎回やるのが億劫な上、デフォルトの設定ではインポートにやたら時間がかかるのでした。以下では、fbxのインポート設定を変更する例を示します。たぶん他のファイルでも同様にできると思います。
1. プリセットを作成する
適当なfbxファイルをUnity Editorにドラッグアンドドロップで追加し、Inspectorを開きます。
デフォルトにしたい設定変更を行ってApplyした後、右上のボタンをクリックします。
プリセットのウィンドウが開くので、 Save current to...
をクリックして適当な名前で保存します。
ここでは、FBXImporter.preset
という名前でAssets直下に保存しました。
2. デフォルトのプリセットに設定する
1で作成したpresetファイルを選択し、InspectorでAdd to FBXImporter default
をクリックします。
この状態でメニューからEdit -> Project Settings...を開き、Preset Managerの項目を選択すると、FBXImporterの項目にPresetが設定されていることを確認できます。
(Unityマニュアルによると、この状態でFilterに glob:"Models/*.fbx"
のような記述を行うことで、特定フォルダー以下にのみプリセットを適用することもできるらしいです。)
3. ファイルを実際にインポートしてみる
この状態で新たにfbxファイルをUnity Editorにドラッグアンドドロップすると、プリセットで指定した状態でインポートすることができました。ヤッタネ!