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2019年にRails + Ajaxを整理してみる(サンプルアプリ&コード付き)

Last updated at Posted at 2019-06-22

Rails上でAjaxを動かす、という良くありそうな話。

ただ調べてみるとやり方が色々あって、
Rails歴半年ちょいの私には何が正しいのかさっぱり分からなかった。

という訳で整理してみる。同じ境遇にある人の助けになれば嬉しい。

jQueryとかを用いた、古式ゆかしい(らしい)やり方ですので、
Vue/React等をお使いの方々はおかえりください(涙)

間違ってる部分とかあったら、コメントいただければ幸いです。
(特に図の部分)

この記事がよく刺さりそうな人

  • Railsの基礎はわかる
  • Ajaxの雰囲気はわかる
  • JavaScript & jQueryも本気出せばちょっと書ける
    (決してチョットデキルではない)
  • RailsでAjaxはあまりやった事がない
    もしくは「良く分からんけどまぁ動いてるからヨシ!」で乗り切った

とりあえず結論

Rails + Ajax の実現方法は、
ざっくり以下の3パターン&その組み合わせっぽい。

1. Rails推奨方式
2. フロントはJavaScriptだけでやる方式
3. AjaxのリクエストはRails & レスポンス以降はJavaScriptでやる方式

方式別サンプルアプリ&コード

作ったのは、フォームに文字を入力&ボタンを押すと、Ajaxを使って文字が書き換わるアプリ。
(アプリを名乗るのはおこがましいかもしれない)

これを上の3方式のそれぞれでやってみた。
Ajaxでやる意味ある?というツッコミは無しで...

ajax-succeed.gif

コードは本当に必要最低限なので、色々細かいツッコミはご容赦くださいm(_ _)m
逆に手元で再現する分にはやりやすいはず。。。

あとjQueryを使ってます。入れ方は以下参照。
Rails 5.2 jQuery 動かし方 - Qiita

共通処理

サーバ(Rails)側の処理は、3つの方式でほぼ共通。

routes.rb
Rails.application.routes.draw do
  get 'static/top'
  post 'static/ajax_update', to: 'static#ajax_update'
  post 'static/ajax_update2', to: 'static#ajax_update2'
end
static_controller.rb
class StaticController < ApplicationController
  def top
  end

  # 1. Rails推奨方式 で使用
  def ajax_update
    @text = params[:data]
    render
  end

  # 2. フロント側はJavaScriptだけでやる方式 
  # 3. AjaxのリクエストはRails & レスポンス以降はJavaScriptでやる方式
  # で使用
  def ajax_update2
    @text = params[:data]
    render plain: @text
  end
end

1. Rails推奨方式

Railsガイドに書かれたやり方
Rails で JavaScript を使用する - Rails ガイド

ajax_update.js.erb
var user = '<%= "#{ @text }" %>'
$('#ajax-test1').text(user);
top.html.slim
h1 Static#top
p Find me in app/views/static/top.html.slim

#ajax-test1 Ajax: Rails依存

#ajax-request1
  = form_with url: static_ajax_update_path do |f|
    = f.text_field :data
    = f.submit 'Post Ajax'

図に表すと多分以下の感じ。
もうガッツリRailsに乗っかっている状態。

rails-ajax.001.jpeg

肝は以下2点

  • xxx.js.erbからJavaScriptをレンダリングしてフロントに返す
  • フロント側で受け取ったJavaScriptを実行

個人的にはRails側で、JavaScriptをレンダリングしている辺り、
少し気持ち悪い。。。

ただコード量は必要最低限で済むし、
Rails推奨であることからトラブルも起きにくそう。
基本はこれでいいのではないだろうか。

なお細かい処理がしたい場合には不便になることもある様子で、
何だかんだ使わないと言う話もあるらしい。
参考:https://qiita.com/ka215/items/dfa602f1ccc652cf2888

2. フロント側はJavaScriptだけでやる方式

Railsにあえて叛逆していくやり方。

top.html.slim
#ajax-test4 Ajax: ほぼJS(jQuery)
= text_field_tag 'static[ajax_data2]'
= button_tag 'Post Ajax', id: 'btn2'
ajax_request_response.js
$(document).ready( () => {
  $('#btn2').on('click', (e) => {
    e.preventDefault();

    const param = $('#static_ajax_data2').val();

    // CSRFトークンを取得&セット
    $.ajaxPrefilter( (options, originalOptions, jqXHR) => {
        if (!options.crossDomain) {
          const token = $('meta[name="csrf-token"]').attr('content');
          if (token) {
               return jqXHR.setRequestHeader('X-CSRF-Token', token);
           }
        }
    });

   $.ajax({
      url: `/static/ajax_update2`,
      type: 'POST',
      data: {
        data: param
      }
    })
    .done( (data, textStatus, jqXHR) => {
      var result = $('#ajax-test4');
      result.text(data);
    });
  });
});

図に表すと多分以下の感じ。
Ajaxに関しては、Railsには頼らないという強い意思が見える。

rails-ajax.002.jpeg

肝は、
RailsのCSRF対策のために、
CSRFトークンの取得&セットを行なっている所。

具体的なやり方は以下の記事を完全リスペクトしましたm(_ _)m
https://qiita.com/a_ishidaaa/items/7c3fa339d3bea25a9ba8

ざっくり言うと、RailsではCSRFという脆弱性への対策として、
Postのリクエスト時にトークン(身分証明みたいなもの)を使っている。
ここをカバーしてあげないと、JavaScriptからPostは出来ない。

そう、Railsからの叛逆に成功したと思いきや、
実はその呪縛から逃れきれていなかったのだ。
なんかエモい。

なお、RailsのCSRFについての詳細は以下の記事等をご参照ください。
外部からPOSTできない?RailsのCSRF対策をまとめてみた - Qiita

3. AjaxのリクエストはRails & レスポンス以降はJavaScriptでやる方式

Railsへの依存を減らしつつ、CSRF対策はRailsによろしくできるやり方。

top.html.slim
= form_with url: static_ajax_update2_path, id: 'ajax-request-3' do |f|
  = f.text_field :data
  = f.submit 'Post Ajax'
ajax_response.js
// Ajax: form送信はRails、受信以降はJS
$( () => {
  $('#ajax-request-3').on('ajax:success', (e) => {
    const result = $('#ajax-test3');
    result.text(e.detail[0]);
  });
});

図に表すと多分以下の感じ。
折衷案な雰囲気。

rails-ajax.003.jpeg

肝は、
RailsとJavaScriptの間で、
どのようにデータをやり取りされるかの理解が必要な所。

適当にやってると変なハマり方をしそう。。。

ただそこさえクリアすれば、
Railsっぽさと自由度をある程度両立できる?気がする(よく分かってない)

まとめ

  • 基本的には大人しく「1. Rails推奨方式」を使った方がいい気がする。
    (特に経験浅めの人)
  • ただ不便な場合もある(らしい)ので、
    その際は「3. AjaxのリクエストはRails...」を採用、
    もしくは「1. Rails推奨方式」と組み合わせて使えば良さそう。
  • Railsで開発するけどなるべく依存したくないというワガママな人は、
    「2. フロント側はJavaScriptだけでやる方式」を使えばいい...のか?

参考サイト

以下本記事作成に際しお世話になったサイト。見ると理解がすごく深まる。。。
Ruby on RailsのAjax処理のおさらい - Qiita
Rails 5.1+jQueryでajaxを試す (罠にハマる) - Qiita
Rails 5.2 jQuery 動かし方 - Qiita
RailsでのAjax - Qiita
jQuery.ajax()のまとめ: 小粋空間
Rails 5.2 jQuery 動かし方 - Qiita

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