概要
OpenIPMI 等をインストールするだけでは、サーバローカルでコマンドを実行できても、リモートで Power Off/On の操作は出来ません。
ユーザーが作られていないことを前提として、ユーザ作成から実行までのメモです。
ユーザ作成
$ ipmitool user set name ${UID} ${UserName}
パスワード設定
$ ipmitool user set password ${UID}
ユーザの権限確認
Privilege Level が ADMINISTRATOR になっていないとリモートで Power Off/On は出来ません。
なお、USER でも参照(sdr, power status 等)は可能です。
その場合は -L オプションで USER を指定しましょう。
このオプションのデフォルトは ADMINISTRATOR になっています。
詳細は man 参照。
$ ipmitool channel getaccess ${ChannelNumber} ${UID}
(snip)
Link Authentication : enabled
IPMI Messaging : enabled
Privilege Level : USER
ユーザ権限付与
privilege=4 は ADMINISTRATOR です。
setaccess 後、最後 getaccess にて Privilege Level が ADMINISTRATOR になっていることを確認しましょう。
その他の権限に関しては man 参照。
$ ipmitool channel setaccess ${ChannelID} ${UID} privilege=4
IPMI 経由で電源 OFF/ON
ここまで設定すれば、問題なくリモートから電源の OFF/ON が出来るはずです。
$ ipmitool -I lanplus -H ${IPMI_IPAddress} -U ${UserName} -P ${Password} power off
$ ipmitool -I lanplus -H ${IPMI_IPAddress} -U ${UserName} -P ${Password} power on