Linux Mint 20.3でWindowsのアプリ「Music Studio Producer」と「Synthesia」を使って音ゲーで遊ぼうと思いました。WineHQ7.0でそれらを実行しようと思います。
短く言うと
Linux Mint 20.x と Ubuntu 20.04 ではターミナルで以下のコマンドを入力することで WineHQのインストール→日本語化 ができます。
ターミナルを使ってWineHQ7.0をインストールします。
sudo dpkg --add-architecture i386
wget -nc https://dl.winehq.org/wine-builds/winehq.key
sudo apt-key add winehq.key
sudo add-apt-repository 'deb https://dl.winehq.org/wine-builds/ubuntu/ focal main'
sudo apt update
sudo apt install --install-recommends winehq-stable
Winetricksを使って、cjkfontsをインストールします。
sudo apt install -y winetricks
winetricks
「●Select the default wineprefix」「OK」→「●Install a font」「OK」→「cjkfonts」にチェック「OK」 ※インストール中いろいろ言われますが、すべて「はい」「OK」
はじめに
LinuxなPCをつかって音ゲーで遊ぼうと思いました。いろいろと検索したところ目的のアプリの一部はWindowsにしか対応していないようなのでそれらをWineHQ7.0から起動しようと思います。MIDI対応のWindowsアプリは安定させるのにとても手間がかかり(失敗もするので)、なんどもWineのインストールからはじめることになりました。ターミナルを使って簡単にインストールできるようにまとめておきます。
なお、MIDIを鳴らすにはLinux Mint / Ubuntu側でTiMidity++ / Fluidsynthの設定が必要です。
今回の環境
- NEC LaVie LS350/A
- Linux Mint 20.3 cinnamon または Ubuntu Studio 20.04.3
WineHQをインストール
Windowsアプリを使えるように、ターミナルを使ってWineHQ7.0をインストールします。
「Ubuntu - WineHQ Wiki」1を編集して引用します。
システムが64bitの場合、32bitアーキテクチャを有効にします。
$ sudo dpkg --add-architecture i386
リポジトリキーをダウンロードして、追加します。
$ wget -nc https://dl.winehq.org/wine-builds/winehq.key
$ sudo apt-key add winehq.key
リポジトリを追加します(Ubuntu 20.04 と Linux Mint 20.x の場合)。
$ sudo add-apt-repository 'deb https://dl.winehq.org/wine-builds/ubuntu/ focal main'
パッケージを更新します。
$ sudo apt update
WineHQ の安定版パッケージをインストールします。
$ sudo apt install --install-recommends winehq-stable
以上で、WineHQ7.0がインストールできました。
Winetricksを使ってcjkfontsをインストール
WineHQで日本語を表示できるように多言語フォント「cjkfonts」をインストールします。
Winetricksをインストールして、起動します。
$ sudo apt install -y winetricks
$ winetricks
「Wine MONO インストーラー」が立ち上がりインストールすると、WinetricksのGUIが開くので、
「●Select the default wineprefix」「OK」→「●Install a font」「OK」→「cjkfonts」にチェック「OK」
※インストール中いろいろ言われますが、すべて「はい」「OK」
以上で日本語表示が可能となります。
おわりに
Windowsアプリ「Music Studio Producer」と「Synthesia」を使いたいのでさらにMIDIの設定をしていきます。
参考サイト