はじめに
先日、AWS Cloud Practitionerを受けてきました。クラウド系の資格は初受験です。
無事に合格できたので、合格につながるであろうノウハウを共有しようと思います。
既に世に出回っている情報が多いかとは思いますが、少しでもどなたかの役に立てば幸いです。
経歴
- エンジニア歴は約6年
- 最近は開発はほとんどしていない
- クラウドはGCP、Azureを少々
- ちょっと毛色が違いますがHerokuも触ったことがあります
- AWSは触ったことなし
- 受験までに一切触りませんでした
- 取得済み情報系資格
- 応用情報技術者
- セキュリティスペシャリスト(情報処理安全確保支援士)
- データベーススペシャリスト
- Python 3 エンジニア認定基礎試験
受験日程
- 2022年2月19日10:00~
- テストセンターで受験
- その場で合否は発表、当日夜には点数が公開
- 832点で合格
試験概要
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-cloud-practitioner/
700/1000点で合格です。
試験構成
分野 | 出題の比率 |
---|---|
第 1 分野: クラウドのコンセプト | 26% |
第 2 分野: セキュリティとコンプライアンス | 25% |
第 3 分野: テクノロジー | 33% |
第 4 分野: 請求と料金設定 | 16% |
合計 | 100% |
- CBT形式
- 全て選択問題
- 択一選択問題: 正しい選択肢が 1 つ、誤った選択肢 (不正解) が 3 つ提示される
- 複数選択問題: 5 つ以上の選択肢のうち、正解が 2 つ以上ある
- 自宅受験も可
- ポスター不可など、条件あり
- 試験は100分
- 試験本体は90分
- 最初5分が試験の注意事項などを確認する時間
- 最後5分がアンケート
- 試験終了したら途中退室可
- 自宅受験でも可能かは不明
印象
AWS認定試験の中で一番難易度が低い試験なので、基本的には用語を覚えれば受かります。
全体像(どんなサービスがあるか、どう使うか)を何となく掴めるという意味では、第一歩として受験するのはアリかと思いました。
勉強法
使ったテキスト
- AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese) (日本語実写版)
- 【2022年版】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(7回分455問)
- AWS認定資格 無料WEB問題集&徹底解説
- AWS単語帳
- 【2021年】AWS全サービスまとめ
進め方
- とりあえずEssentialsを一周。動画は面倒なのでスキップ。
- Udemyの模試(基本2つ、応用3つ)を2周。
- 無料WEB問題集を1周。
- 適宜AWS単語帳、全サービスまとめを参照。
※Udemyの模試結果(70%が合格ライン)
基本① | 基本② | 応用① | 応用② | 応用③ | |
---|---|---|---|---|---|
1回目 | 60%(2022/1/2) | 53%(2022/1/12) | 49%(2022/1/28) | 47%(2022/2/9) | 47%(2022/2/12) |
2回目 | 90%(2022/2/15) | 84%(2022/2/14) | 63%(2022/2/16) | 66%(2022/2/17) | 76%(2022/2/18) |
試験対策
- Udemyの問題を学習のベースにするのが良い
- 1から5まで順番に解く
- 問題に重複がほぼないので1周目は点が上がらない
- スマホアプリを使えばどこでも勉強できて便利
- 基本問題(1、2)は9割ほど取れるまで繰り返す
- 応用問題に関しては、選択肢がうまく作られていて間違えやすいようになっているが、本番は消去法でも選べるのでそこまでやりこまなくても良い
- 1から5まで順番に解く
- Udemyから始めても全く問題ないが、知らない用語だらけだとモチベーションが下がるので、Essentialsを通してからの方がオススメ
- レベル感は無料WEB問題集が一番近いと感じた
- 解説が適当なので、最終確認に使うのが良い
- 最速合格を狙うなら、Udemyの基本問題を2周+無料WEB問題集+単語帳でもおそらく受かる
おさえておくべき知識
- 上で挙げたQiitaのAWS単語帳に載っている単語
- 少なくとも一度は目を通しておく
- オンプレと比較したクラウドのメリット
- クラウド(クラウドサービス)とは?
- 「規模の経済(economic of scale)」以外は常識で分かる
-
責任共有モデル
- ある程度常識で分かる(データセンターのセキュリティをユーザが気にするわけがない、など)が、出題数が多く馬鹿にできないのでチェックしておく
その他
- 身分証が2つ必要なので注意
- 免許証と保険証を出した
- Udemyは定期的にセールされるので、受ける予定があるならそのタイミングで買っておくとよい
- 申込時に日本語を選択するのを忘れない
- 問題は英語表示もできるので、意味不明な日本語に当たったら原文を読む