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はじめに
軽量化MOD使ってますか?私は使ってます。
この記事では軽量化MODの間違った使い方について説明します。
軽量化MODとは?
Minecraftの動作を変更/拡張するために使うMODを利用して、ゲームに必要な機能を最適化し、不要な機能を除外することで、ゲームのパフォーマンスを安定化させたり、向上させたりするものです。
主に低スペックなPCでも軽量化MODによって快適にマインクラフトを遊ぶことを目的にして作られています。
ハイスペックPCに軽量化MODを入れる理由は?
マインクラフトは非常にシンプルなボクセルアートで構成されたゲームですが、ゲーム内で多くの事ができる分、ハイスペックPCを使ってより凄いことをしたくなるのがゲーマーの性です。
特に大量のエンティティを生成するトラップタワーや、超巨大な装置や、超広範囲のアートや、超美麗な影MODなどを使うと、現時点で最高のゲーミングPCであってもカクカクするようなこともマインクラフトではできてしまいます。
そんなときに軽量化MODを入れることで、より安定したFPSで影MODを有効にできたり、大量のエンティティを画面内に描画したりできるようになります。そのためハイスペックPCであっても軽量化MODを使っている人は多くいます。
軽量化MODの勘違い
軽量化MODを使うとゲームのパフォーマンスが安定して、PCの負荷も軽くなる。これは間違った認識です。「因果の逆転」というやつですが、正しくは、軽量化MODを使うとPCの負荷が軽くなるため、安定してゲームのパフォーマンスが向上する。の順番です。
結果、PCの余力を更に使い切ることでPCの負荷が逆に高くなることがあります。なぜそのようなことが起きるかというと、これのせいです。
低スペックPCの方はなんとか60FPSを出したいがために、描画範囲を狭くしたり、霧をオフにしたり、パーティクルをオフにしたり、垂直同期をオンに、最大フレームレートは60に、などと制限をかける方向で頑張るためPCの負荷も基本的には一定に落ち着きます。そもそも低スペックたるボトルネックがどこかにあるので一定以上の負荷がかからないことが多いです。
一方で、ハイスペックPCの人の一部には軽量化MODを入れてパフォーマンスを最大化することを目的にしているため、上のような設定にしてしまうことがありますが、これはかなり危険な設定です。軽量化MODによってCPUに余力ができてしまった場合、よりGPUを消費することができるようになります。仮に夏場にこのような設定で1日仮に放置しようものなら運が悪ければその日のうちにPCが壊れるレベルです。
マインクラフトは超高FPSで弾を有利に避けて喜ぶようなゲームではないので、基本的にはFPSの上限を設定してください。90FPSや60FPSで十分だと思います。
PCの寿命
おまけです。
BTOで購入できるお手軽ゲーミングPCはグラフィックボードを空冷のファンで冷やすことが多いですが、下の画像のようにGPUが100%近くで長時間稼働すると、ファンの回転数が上がりかなりでかい音が鳴りだします。それ自体は正常な動作ですが、
GPUの使用率が高い状態で放置すると空冷での冷却が間に合わず、GPU温度が一定値を超えた状態で長時間稼働することになります(CPUが空冷の場合も同様です)。
だからといってすぐに壊れることはないですが、ファンのような稼働パーツは回転数が寿命に直結し、異音が発生したり、埃がたまって冷却能力が低下したりします。冷却能力が低下していると気づかないうちにGPUの寿命が縮むことになります。
GPUはゲーミングPCの中で最も高価なパーツです。なるべく労わってあげましょう。
ハイスペックPCの方はフレームレート無制限にはせず(するとしても利用用途を限るなど工夫する)、たまにはGPU使用率を確認するなどしながらマイクラを楽しんでください。
まとめ
PCを大切に。