はじめに
Alibaba Cloudの仮想コンピューティングサービスはECSと呼びますが、AWSのコンテナサービスもECSと呼んでいるので、わずらわしいです。AWSのEC2と似ってはいますが、違うところも少なくありません。最近Alibaba CloudのECSを弄り始めましたので、気になるところをここに整理します。
随時追加/更新する予定です。
Alibaba CloudのECS
利用OS: Aliyun Linux
※ LinuxベースのAlibaba Cloudカスタマイズ版
No | 項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 課金方式 | 従量課金/サブスクリプション | サブスクリプションの場合、リソースは契約期間中にずっと占有される、停止はできるが、リリースはできない |
2 | ログインユーザー | root | rootユーザーの利用は避けたほうがいいので、役割ごとにuserを作成すること(個人を特定できるのがベストだが、運用コストは要考慮) |
3 | ログイン方式 | PW/鍵認証 | 1: PW/鍵認証の設定はインスタンス作成後も可能 ※ インスタンス再起動後、上書き方式で反映 2: 1 Key / instance ※ キーの共有はセキュリティー上問題あり、要注意 ※ ユーザ/役割ごとのPWで運用にしたほうがいいかも |
4 | TimeZone | CST(中国標準時間) | 必要に応じて、JSTに変更 |
5 | グローバルIP | インターネット IP / Elastic IP | 1: インターネット IPはインスタンス作成時、インターネット接続を選択した場合に付与されるもの、「停止→起動」で変更される ※都度変更されるわけではないが、(ここからは推測)おそらくインスタンス停止中、インターネットIPが再利用/リリースされたら、次回起動時に変更される |
6 | プライベート IP | - | インスタンス停止時変更可能 |
最後
AWSを慣れた方はすんなりAlibaba Cloudを始められそうですが、AWSと同じと思い込んで使っていたら、ハマりそうかもしれません。