HerokuでStaging環境のデータベースをProduction環境にコピーする手順

事前準備

remoteオプションを追加する

--remote staging --remote productionのようなオプションで、Staging環境とProduction環境を使い分けられるようにしておきます。
詳細は以下のブログ記事を参照してください。

PG Backupsアドオンを追加する

Staging, ProductionともにHerokuのPG Backupsアドオンを追加します。(無料)

手順

PG Backupsのcaptureとrestoreを使って、データをトランスファーします。
間違って逆方向にコピーしたりしないよう、二人で作業することを推奨します。

# サイトにメンテナンスモードに変更
$  heroku maintenance:on --remote staging
$  heroku maintenance:on --remote production

# Staging環境のバックアップ状況を確認
$  heroku pgbackups --remote staging

# Staging環境のデータをコピー(バックアップ)
$  heroku pgbackups:capture --remote staging

# バックアップが増えたことを確認
$  heroku pgbackups --remote staging

# Staging => Productionへのコピー(リストア)を実施
$  heroku pgbackups:restore DATABASE `heroku pgbackups:url --remote staging` --remote production

# Production環境に接続してデータがちゃんとコピーされたことを確認
$  heroku console --remote production

# サイトのメンテナンスモードを解除
$  heroku maintenance:off --remote production
$  heroku maintenance:off --remote staging

参考

PG Backupsのコマンドマニュアル
https://devcenter.heroku.com/articles/pgbackups