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DeepL翻訳をはじめとしたテキストコピペ系Webサービスは機密情報の扱いに注意しよう

Last updated at Posted at 2021-01-24

インターネットには便利なWebサービスがたくさんあります。たとえば英語が苦手な人はGoogle翻訳やDeepL翻訳が手放せなくなってる人もいるんじゃないでしょうか?

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他にも正規表現の実行結果をインタラクティブにチェックできるRubularや、テキストのDiffをオンライン上で確認できるDiffcheckerなど、手元のテキストを貼り付けて実行結果を確認するタイプのWebサービスはたくさんあります。

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しかし、こうしたサービスを利用する場合は業務上の機密情報や個人情報をうかつに貼り付けないように注意してください。
なぜなら、送信したテキストがWebサーバーのデータベースやログに保存され、悪用されるケースが100%ないとは言い切れないからです。

もちろん、ちゃんとしたWebサービスであれば利用規約やプライバシーポリシーが規定され、安心して利用できるかもしれません。
ですが、そういった規約を確認せず、考えなしにありとあらゆるテキストを送信するのは非常に危険です。

たとえば以下のような情報はWebサービスに送信すべきでないデータです。

  • ユーザーのIDとパスワード
  • ユーザーの氏名やメールアドレスといった個人情報
  • クレジットカードの番号や有効期限
  • 外部APIやAWSを利用するためのキーやシークレット
  • 社外秘のテキストデータやソースコード

例)暗証番号を含むテキストを翻訳するのはダメ!ゼッタイ!!🙅🏻‍♂️
Screen Shot 2021-01-24 at 10.54.55.png

逆に以下のようなデータなら送信しても問題ないかもしれません。(英日翻訳を想定した場合)

  • OSSのREADMEファイル
  • OSSのissue上のやりとり
  • プログラム実行中に発生したエラーメッセージ(メッセージの一部に個人情報や機密情報が含まれないもの)
  • 一般に公開されているAPIドキュメントの説明文
  • 海外のWebサービスから送られてきた通知メール(メンテナンス通知等)

テキストコピペ系Webサービスを利用する際は、第三者に見せてはいけない情報が含まれていないか、テキストエリアにテキストをコピペする前によく考えてから利用するようにしましょう😉

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