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Wio Terminalを触ってみた

Last updated at Posted at 2020-05-10

初めて筐体の写真を見たときにちょっとほしいなと思ったので、Seeedから販売されているWio Terminalを購入して触ってみました。

Wio Terminalの購入先

image.png

スペック

スペックは以下のようになってます。

  • CPU:120MHz(Max 200MHz) ARM® Cortex®-M4F ATSAMD51P19
  • RAM: 192KB
  • FLASH: 4MB(外部FLASH)
  • 通信: RTL8720DN Wi-Fi(802.11 a/b/g/n 1x1, 2.4GHz & 5GHz)、Bluetooth 5.0 (技適マーク付き)
  • ディスプレイ:2.4インチ 320x240ピクセル
  • センサ:マイク、光センサ、3軸加速度センサ
  • スイッチ:3ボタン + 5方向スイッチ + 電源、リセットスイッチ
  • 出力:スピーカー、赤外線LED
  • GPIO:40ピン(Raspberry Pi 配列) + Groveコネクタ x 2
  • microSDカードスロット
  • サイズ:72 x 57 x 12 mm

上部に3つのボタンがあります。

image.png

青く丸いのが5方向のスイッチです。下部にはGroveコネクタ2つと電源&PCとの接続用のUSB Type-Cコネクタがあります。

image.png

スピーカーとマイクは前面の穴の裏にあります。

image.png

左サイドには電源、リセットスイッチとmicroSDカードスロットがあります。

image.png

光センサと赤外線LEDは裏面の透明パネル面に取り付けられています。

image.png

裏面の40ピンコネクタはRaspberry Piの40ピンと互換性があり、Raspberry Piに指すこともできます。ただし、そのままだとRaspberry PiのLANコネクタと干渉するため、連結ピンヘッダで延長する必要があります。

image.png

image.png

内部に磁石があるようで、冷蔵庫などにくっつきます。

image.png

初期のファームウェアとしてゲームが入っています。ちょっと遊びましたが、結構難しいw

image.png

プログラミング準備

Wio Terminalはさまざまな開発環境で開発することができますが、とりあえず簡単にいじるのにArduino IDEを使ってみます。
手順はオフィシャルのWio Terminalのページに掲載されていますが、以下にも私が行った手順を載せておきます。

通常のボードを追加するパターンと同じくWio Terminalを追加します。

ArduinoIDEを起動し、ファイル環境設定を開く
image.png

環境設定追加のボードマネージャのURLhttps://files.seeedstudio.com/arduino/package_seeeduino_boards_index.jsonを追加します。
image.png

次にツールボードボードマネージャを開く
image.png

ボードマネージャwio terminalを検索し、Seeed SAMD Boardsをインストールします
image.png

ツールボードSeeeduino Wio Terminalを選択します
image.png

これで基本的な準備は完了です。

プログラム書き込み

せっかくLCDがついているので、最初のプログラムはLCDを使ってみたいと思います。
LCDのライブラリはボードマネージャのプログラムに含まれているので、基本的な使い方であれば追加のライブラリは必要ありません。
LCDのライブラリの使い方はオフィシャルのページのページに書いてあります。ここを参考にとりあえず、画面全体を赤⇒緑⇒青と1秒おきに切り替えるプログラムを書いてみました。

#include"TFT_eSPI.h"
TFT_eSPI tft;

void setup() {
  tft.begin();
  tft.setRotation(3);
}

void loop() {
  tft.fillScreen(TFT_RED);
  delay(1000);
  tft.fillScreen(TFT_GREEN);
  delay(1000);
  tft.fillScreen(TFT_BLUE);
  delay(1000);
}

Wio TerminalをUSBでPCに繋ぐとドライバのインストールが自動的に行われ、COMポートとして認識されます。ArduinoIDEのツールシリアルポートで、認識されたCOMポートを選択すれば書き込む準備はOKです。書き込むボタンを押せば、書き込みが開始します。

特に困りごとなくプログラムの書き込み、動作が確認取れました。

Wio Terminal情報

あとがき

価格からするともりもりでお得なマイコンボードだと思います。遊べる幅は広そうですね。
なによりもArm Cortex-Mなのが良いですね。個人的にはDAPLinkも内蔵してmbed対応ボードとなってほしかったですが。

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