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Raspberry pi picoとpico 2の電流比較したら本当に下がってた

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Raspberry Pi Pico 2が2024年8月9日に発表され、ようやく日本の販売店でも入荷され、手に入るようになりました。

大きな違いは、搭載されているマイコンがRP2040からRP2350となりました。
基板を見ると多少回路が変わっている気がしますが、回路図を見つけられなかったため、わかってません。
あとは、搭載されているFlash ROMが2MBから4MBになっています。

image.png

スイッチサイエンスさんのページでは、性能比較の結果が掲載されています。

RP2350は、CPUアーキテクチャをARM Cortex-M33もしくは、RISC-V Hazard3から選んで使うことが、できます。両方ともデュアルコアで構成されています。
私的には、ARMが好きなので、RISC-V Hazard3じゃないとできないことがない限りは、ARM Cortex-M33一択です。

ARM Cortex-M33の特徴

Raspberry Pi Pico 2に搭載されているRP2350のデュアルコアARM Cortex-M33は、Raspberry Pi PicoのRP2040のデュアルコアARM Cortex-M0+に比べ、浮動小数点演算とDSP、Arm TrustZone(セキュリティ機能)のサポートが追加されています。
デフォルトのクロック周波数は、133MHzから150MHzに上がっていますが、消費電流が下がっているとのことです。

picoとpico 2の消費電流計測

性能が上がってるのに消費電流が下がってるということで実際に計測してみました。

電流計測は、以下の記事と同じPower Profiler Kit Ⅱを使いました。

PicoとPico 2には、Arduino IDEで5秒おきに点滅するようにしたLチカのスケッチを書き込み比較しました。
Arduino IDEのボード定義は、Arduino-Picoを使用しています。v4.0.1からRaspberry Pi Pico2もサポートされました。

計測結果

Raspberry Pi Pico(デフォルト 133MHz)

image.png

Raspberry Pi Pico 2(デフォルト 150MHz)

image.png

Raspberry Pi Pico(クロックダウン 50MHz)

image.png

Raspberry Pi Pico 2(クロックダウン 50MHz)

image.png

計測結果について

デフォルトのクロック周波数で、Picoはアイドルで約20mA、Pico 2は約13.2mAということで、思ったより下がってますね。
クロックダウンして、両方とも50MHzの場合は、Picoは約10.1mA、Pico 2は約6.2mAということで、両方ともだいたい4割ほど下がっていることがわかりました。

最後に

Raspberry Pi Pico 2は、スペック上は主に性能アップということで、だいたい用途だったら従来のRaspberry Pi Picoで十分だと思っていましたが、消費電流も下がってるということで、電池駆動する場合でもRaspberry Pi Pico 2の方が良いですね!

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