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ファーストビューの効率化のために、ファーストビューのタイミングで不要なものを遅延ロードにしていたのですが、reducerを遅延させるのもいいかなと思えてきました。

reducerが必要となるタイミング

コンポーネントを描画した直後にdispatchを行う必要性というのは、そうそう生じないものです。ユーザーインタラクションでしかdispatchが行われない、ということでしたら、コンポーネントを作成したタイミングで遅延ロードを開始して、そこから1秒もしないうちにロードされる、というようなタイミングでじゅうぶん間に合います。

そして、巨大なオブジェクトを取り扱うreducerは、往々にして多くのコードを必要とします。

とはいえ、ふつうのReact.useReducerでは、reducer関数は同期的に必要となってしまいます。

useLazyReducerを作ってみた

ということで、遅延ロードでreducerをロードするようなHooksを立ててみました。

// ロード前は何もしないreducerを入れておく
const temporaryReducer = (store, _action) => store;

export default function useLazyReducer(lazyReducer, initialArg, initializer) {
  // 遅延データを入れる
  const reducerRef = React.useRef(temporaryReducer);

  React.useEffect(() => {
    lazyReducer().then((obj) => {
      reducerRef.current = obj.default;
    });
  }, [lazyReducer]);

  const reducer = React.useCallback(
    (store, action) => reducerRef.current(store, action),
    []
  );

  return React.useReducer(reducer, initialArg, initializer);
}

仕掛けとしてはごく単純で、reducerとしてセットする関数はrefの中身につなぐだけ、としておいて、遅延ロードでrefを書き換える、というものです。lazyReducerとして渡すものは、React.lazyに倣って、「{default: reducer関数}resolveするPromiseを返す関数」を受け取るようにしてあります。

使用感

遅延ロードが間に合わないぐらいのタイミングでユーザー操作に入るのは現実的に困難ですので、これで十分に間に合っている印象です。

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