Railsのクラスでは、大文字小文字のメリハリを付けて書く必要がありますが、略語は大文字で書くことが推奨されています。
クラス名の設定
モデルを作るために、rails g model CSVDescription
とすると、いろいろ変換が入って、以下のようなものが生成されます。
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models/csv_description.rb
に、class CsvDescription
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db/migrate/**_csv_descriptions.rb
に、create_table :csv_descriptions
データベースのテーブル名は全て小文字で正当なのですが、CsvDescription
は見づらいので、CSVDescription
と書き換えたとします。これでも、Rails内部でのオートロードは正常に機能して、csv_description.rb
からクラスを見つけ出してくれます。
なお、config/initializers/inflections.rb
へ、以下のように書いておくと、クラスの生成時点でCSV
が一語だと判断して、最初からCSVDescription
クラスを生成してくれます。
ActiveSupport::Inflector.inflections(:en) do |inflect|
inflect.acronym 'CSV'
end
リレーションの設定
ところが、has_many
やbelongs_to
といったリレーションをかけようとすると、このままではうまく行かなくなってしまいます。
has_many :csv_descriptions
とすると、このリレーション名からクラス名を定数として起こすのですが、それはCsvDescription
となってしまって、正しいCSVDescription
につながりません(inflections.rb
を書いていても同じです)。クラス名を明示して、has_many :csv_descriptions, class_name: 'CSVDescription'
のように書くしかありません。