ちょっとしたAPIですが便利に使っている、ZipcodaというAPIを紹介します。
意外とめんどくさい、郵便番号や住所のハンドリング
郵便番号の元データは日本郵便のサイトから落とせる…のはいいのですが、元のデータ形式が残念すぎてハンドリングに手間取ります。そして、住所も住所で、都道府県や市区町村を切り出すだけですらある程度のデータが必要となります。ということで、既存のサービスがあれば使いたくなるものです。
ということで、郵便番号から住所を検索するAPIはよく見かけるのですが、逆に住所から郵便番号を検索するAPIは(無料で使える範囲内では)なかなか見つかりませんでした。一方、このZipcodaは、無償提供なのに逆引きも用意してくれているのです。
使い方
JSONもしくはJSONPを返す、シンプルなインターフェースです(公式)。
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http://zipcoda.net/api?zipcode=xxx-yyyy
…郵便番号から住所のリストを得る -
http://zipcoda.net/api?address=○○県××市△△
…住所から郵便番号のリストを得る(都道府県から入れないと動かなかったです)
使ってみての感想
郵便番号→住所は不満なく利用可能ですが、住所→郵便番号では、
- 施設などの個別郵便番号がリストに出てくる
- 表記ゆれには対応しきれない
- 「○○」で検索して「○○本町」のようなものまでヒットする
など、正しく探すことの難しさを改めて感じました。あと、このAPIを使っていて、先方のサーバが2回ほどトラブルで停止したことがあります。個人管理ということで、管理者に連絡したら対応はしてもらえましたが、「無保証」ということを改めて感じた次第です。