5
9

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

SSL/TLSAdvent Calendar 2017

Day 8

SSL Labsでサーバ設定をチェック

Last updated at Posted at 2017-12-07

サーバにSSLの設定を適用する上で、設定すべき項目は多いし、間違えばセキュリティ的にまずいことになってしまう、あるいは正常に接続できないなど、なかなかややこしいものです。

幸い、そのようなSSLの設定を検証するサービスがあります。

SSL Labs

SSL Labsは、Qualysというセキュリティ会社が運営している、SSL関連の便利サイトです。右上にある「Test Your server」からサーバのテストモードに入れます。

なお、具体例がないとわかりづらいかと思いますので、ここから先はqiita.comをチェックした結果を見ていくことにしましょう。

サーバのチェック

同じドメインでいくつかサーバがある場合、まずはサーバを選択する画面が出ます(評価はサーバごとに行います)。サーバを選べば、通信を行って、SSLの設定を評価していきます。

総合評価

qiita.comでは「A」ですが、「A+」「A」「A-」「B」「C」「D」「F(致命的に設定がまずい)」「T(証明書が通らない)」のように分かれています。その右側には、「Certificate」「Protocol Support」「Key Exchange」「Cipher Strength」の4つの評価軸で、点数が振られています。

なお、こういう評点を振る系のサービスではよくある話ですが、点数を上げること自体を目的としないようにしましょう。とりわけ、サーバの設定である以上クライアントがあってのものですので、過剰に制限をかけた設定しにしてしまって、クライアントから繋がらなくなれば本末転倒です。

証明書(Certificate)

次に出てくるのは証明書の詳細です。発行元、発行日、コモンネーム、署名アルゴリズムなどが確認できます。また、同時に送ってくる中間証明書についてもチェックできます(間違えてルート証明書まで送信していると、「Contains Anchor」と出ます)。

接続状況

次に出てくるConfigurationでは、まずSSL/TLSの各バージョンへの対応状況が出ます。そして、次にCipherSuiteのリストが出てきますが、3DESのような強度が不十分なものには「WEAK」、輸出暗号やDES、RC4など破られているものには「INSECURE」と出ます。

そこに続くのは、各ブラウザの対応した暗号で接続を試みた場合の状況です。一致する暗号がない、SNIが必要だけどクライアントが非対応なものにはその旨が出ます。古い端末でも接続性を保ちたい、となればこうした情報も参考になるかと思います。

次に、サーバ設定や脆弱性の対応状況が出ます。BEAST、POODLE、CRIME、Heartbleedなどもカバーしていますし、HSTSやキーピンニングの設定も確認できます。

いちばん下はSSLと関係ありませんが、HTTP接続に関する情報が表示されます。

5
9
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
5
9

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?