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LinuxAdvent Calendar 2017

Day 5

mkpasswdでパスワードを生成しよう

Last updated at Posted at 2017-12-04

「パスワードはよくない」と言われ続けて久しいですが、パスワードに変わる決定打も出ない以上、未だパスワードを使い続けざるを得なくなっている、のも間違いないところです。

パスワードを生成するには…?

ささっとPerlやRubyのワンライナーで書ける人や、ブラウザコンソールで実行してしまえる人なら不要かもしれませんが、「適当なパスワードを生成する」のは、意外と面倒なものです。とりわけ、「大文字・小文字・数字・記号全部入りの20文字のパスワード」となれば、正しくランダムに生成する方法を考えるだけで面倒なものです。

ネットを探せば、Webページで自動的にパスワードを生成するツールがありますが、乱数アルゴリズムとか、そういう大事なパスワードをHTTPで流してしまっていいのかとか、ページに不正な仕掛けがある危険性とか、総合的に考えれば選択肢とすべきではないといえます。

mkpasswdの使い方

幸い、Linuxにはmkpasswdという、そのためのツールがあります。expectというパッケージに入っていることが多いです。

インストールして、単にmkpasswdとすると、デフォルト設定では「45Is!szJv」のような、英字の大文字・小文字・数字・記号が混ざった9文字のパスワードを生成します。生成するパスワードは、引数で制御できます。

  • -l 長さ…パスワード全体の文字数。
  • -d 数…数字の入る最低個数。
  • -c 数…英小文字の入る最低個数。
  • -C 数…英大文字の入る最低個数。
  • -s 数…記号の入る最低個数。

なお、スイッチ以外の引数を指定すると、そのユーザーにパスワードをセットするという意味となります。うっかり実行してしまわないように、一般ユーザーから実行した方がいいでしょう(一般ユーザーなら、他人のパスワードは変更できません)。

参考

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