ファイルにデータを書き込む流れ
C言語でファイルにデータを書き込む方法の概要を書きます。
以下の流れで行います。
(1)ファイルを開く(fopen)
(2)ファイルにデータを書き込む(fprintf)
(3)ファイルを閉じる(fclose)
まず、実行例を見てみましょう。
実行例
ソースコード
# include<stdio.h>
int main(){
int a = 100;
FILE *fp;
//「fprintfExample.txt」のファイルを書き込みモード("w")で開く
fp = fopen("fprintfExample.txt", "w");
//「fprintfExample.txt」に「aは100です」と書き込む
fprintf(fp, "aは%dです\n", a);
//「fprintfExample.txt」のファイルを閉じる
fclose(fp);
return 0;
}
実行結果
aは100です
(1)ファイルを開く(fopen)
fopen()を使用してファイルを開きます。
第一引数:ファイル名
第二引数:開くモード(ファイルを開く目的)
戻り値:ファイルポインタ(成功)、またはNULL(失敗)
開くモードは、ファイルを開く目的を指定します。書き込みの場合は"w"で、読み込みの場合は"r"です。今回は書き込みなので"w"と書きます。
ファイルポインタは、(2)や(3)の関数で操作対象のファイルを指定するために使用します。
(2)ファイルにデータを書き込む(fprintf)
fprintf()を使用して(1)で開いたファイルにデータを書き込みます。fprintf()はprintf()のファイル出力版と言えます。
第一引数:ファイルポインタ
第二引数:書式指定文字列
第三引数:書式指定文字列に入れるデータ
戻り値:ファイルに書いた文字数(成功)、または負の値(失敗)
(3)ファイルを閉じる(fclose)
fclose()で書き込んだファイルを閉じます。
第一引数:ファイルポインタ
戻り値:0(成功)、またはEOF(失敗)
まとめ
ファイルへのデータの書き込みはfopen→fprintf→fcloseで行うことができます。
読んでくださりありがとうございます!