はじめに
サーバにログインするための一般的な方法であるSSHについて、パスワード認証の設定方法を勉強します。
環境
・CentOS7サーバ2台
・sshdインストール済
・ユーザ名jinnai73、パスワードxxxxでログインできる設定をする
ユーザの作成
接続先サーバ側で、ユーザとパスワードの設定を行います。以前書いた以下の記事を見ながら実施しました。
Linuxユーザアカウントの管理コマンド
接続先サーバ
[root@sv11-centos74 ~]# useradd jinnai73
[root@sv11-centos74 ~]# passwd jinnai73
ユーザー jinnai73 のパスワードを変更。
新しいパスワード:
新しいパスワードを再入力してください:
パスワード認証によるSSH接続の許可
SSHサーバの設定で、パスワード認証の許可を行います。編集する設定ファイルは/etc/ssh/sshd_configにあります。デフォルトではパスワード認証が許可されていますが、クラウド環境では以下のように、インスタンス起動時に禁止になっていることも多いです。
接続先サーバ
[root@sv11-centos74 ~]# grep 'PasswordAuthentication ' /etc/ssh/sshd_config
#PasswordAuthentication yes
PasswordAuthentication no
viで該当行を削除して、sshdを再起動します。
接続先サーバ
[root@sv11-centos74 ~]# vi /etc/ssh/sshd_config
[root@sv11-centos74 ~]# systemctl restart sshd
アクセス
接続元サーバから、sshコマンドでログインします。
接続元サーバ
[root@sv10-centos74 ~]# ssh jinnai73@10.33.0.130
jinnai73@10.33.0.130's password:
Last login: Thu Jul 5 01:30:32 2018
[jinnai73@sv11-centos74 ~]$
できました!
まとめ
パスワード認証によるsshアクセスをするためには、以下が必要です。
・アクセス先にユーザ名とパスワードが設定されていること
・アクセス先のsshdでPasswordAuthenticationがnoになっていないこと