LoginSignup
7
5

More than 5 years have passed since last update.

BIG-IP ve for AWSで遊ぼう

Posted at

はじめに

AWS上にBIG-IP veをデプロイしてみます。

トライアルライセンスの入手

ライセンスの入手はこちらから。90日のDownload a free trialを選びましょう。アカウントが無い人はRegister for your trialから、既に持っている人はLog inから。キーは30分以内に発行されます。

構成の検討

キーが発行されるまでの間にアドレス設計をしておきます。将来2台のBIG-IPを冗長構成で使うことも考え、以下の4つのサブネットを用意しました。

サブネット名 CIDR 用途
Public 10.0.1.0/24 WAN側インターフェース
Private 10.0.2.0/24 LAN側インターフェース
HA 10.0.3.0/24 HA用インターフェース
Management 10.0.4.0/24 Management用インターフェース

インスタンスの作成

EC2のインスタンス画面から、Launce Instanceでインスタンスの作成を行います。

AMIの選択

左側のメニューから「AWS Marketplace」を選び、「big-ip」で検索します。

image.png

何やらたくさん出てきますが、トライアルライセンスを使いたいので選ぶのは「BYOL (Bring Your Own License)」のものです。BYOLにもGood/Better/Bestの3種類があります。これは機能の差で、GoodはLTMのみ、Betterはそれに加えてDNSとAFM、BestはASMとAPMも含めた全ての機能が使えるようになります。しばらくはLTM部分の検証のみに使う予定なので、今回は「Good」を選びました。

image.png

インスタンスタイプの選択

とにかく安く作りたかったので、選択肢の中で一番安いt2.mediumを選択しました。

インスタンス詳細

NICの設定は要注意です。最初に作成したNICがBIG-IP上でManagement用のものになるため、Managementセグメントを指定します。IPは10.0.4.11にしました。接続用にIPv4 Public IPもつけておきます。
ストレージはデフォルトのままです。

セキュリティグループ

初期設定でtcp/8443への接続が必要になります。「Create a new security group」を選ぶと自動的にルールを作ってくれるので、これを使いましょう。

待つ

インスタンスの起動を待ちます。。。

接続

インスタンスが起動したら、AWSの秘密鍵を使ってadminユーザでSSHアクセスをします。tmosシェルが出てくるので、modifyコマンドでadminユーザのパスワードを変更します。

BIG-IP
admin@(ip-10-0-4-11)(cfg-sync Standalone)(NO LICENSE)(/Common)(tmos)# modify auth user admin password <password>

変更できたら次はブラウザから、https://:8443にアクセスしてGUIで操作をします。adminユーザ、先ほど変更したパスワードでログインができますので、ライセンスを投入していきます。

ライセンス投入

image.png

ログインするとライセンスが無いと表示されていますので、「Activate」を選択。

image.png

f5から送られてきているトライアルキーを入力して「Next...」を選択。ソフトウェア利用許諾を読んで「Accept」をします。

image.png

少し待つとライセンス認証が完了し、無事3ヶ月のトライアルができるBIG-IP veが誕生しました!

終わりに

BIG-IPは高価なのでなかなかラボ環境を揃えるのが難しいので、トライアルライセンスで勉強ができるのは嬉しいですね。次回は2台目のデプロイと冗長構成、その後はiruleなども試していきたいところです。

7
5
2

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
7
5