はじめに
OSS-DB取得を目指してPostgreSQLの勉強を本格的に始めました。技術とは少し違いますが、ライセンスについて知っておくが必要があったためまとめます。
ライセンスとは何か
一般的には許可や権利のことを指しますが、コンピュータソフトウェアの世界では「利用者が守らなければいけない項目を記した文書」をライセンスと呼びます。
PostgreSQLのライセンス
https://www.postgresql.org/about/licence/
公式Webページの一行目には「BSDあるいはMITに類似の(訳注:しかし別物の)PostgreSQL License」に準拠していると記述があります。二行目以降が実際のライセンス文面です。著作権表示に続いて、六行目には以下のように記載されています。
・本ライセンス文書全体を残すことを条件に、自由に利用、複製、改変、再配布を行っても良い。
(注:少し意訳しています。)
七行目以降は免責事項です。
これがなぜ「BSDあるいはMITに類似の」と敢えて記載されているについては、BSDライセンスを勉強する必要があります。
BSDライセンス
詳細はWikipedia等に。単にBSDライセンスと書く場合には、「修正BSDライセンス」のことであると思っておけば良さそうです。利用条件、免責事項ともにほぼ同等の内容に見えます。違いがあるのかどうか良くわからないレベルです。。。
GPLライセンス
BSDライセンスと比較されることの多いGPLライセンスについては、以下の特徴があります。
・プログラム(バイナリ)だけではなく、ソースコードを提供しなければならない
・オリジナルのプログラムを改変する場合、改変後のプログラムもGPLライセンスに従わなければならない
ソースコード提供の義務、および改変後のライセンス制限のため、BSDライセンスよりも制限が厳しいものとなっています。