Dartってなに? - Flutterで使われる言語について
Flutterで使うのがDart(ダート)というプログラミング言葉です。Dartはとても簡単で覚えやすく、楽しくアプリを作るために作られた言葉です。ここでは、Dartの特徴を3つに分けて説明して、その後で基本の使い方を見ていきましょう。
1. シンプルで使いやすい言葉
Dartはプログラミングを初めてやる人にもわかりやすく作られています。
- 短い時間で覚えられる:Dartは難しい文法が少ないので、初めての人でもすぐに学べます。そして、すぐにアプリ作りを始めることができます。
- コードが読みやすい:Dartは書いたプログラムが読みやすいように作られています。他の人が見ても理解しやすいので、友達と一緒に作る時も便利です。
- 間違いをすぐに見つけられる:Dartには、間違いを見つけたときにすぐ教えてくれる機能があります。これで、早く直してどんどん進めることができます。
2. 速くアプリを作れる
Dartを使うと、アプリを作るのが速くできます。
- ホットリロード:DartとFlutterを使うと、「ホットリロード」という機能で、少しコードを変えるだけですぐに結果を見られます。これで、何度も作り直さなくてもいいのでとても時間の節約になります。
- 効率的な作り方:Dartには、コードを速く実行できる工夫がされているので、スムーズに作り続けられます。
3. いろんなデバイスで速く動く
Dartで作ったアプリは、スマートフォンやタブレットなどいろんなデバイスで速く動きます。
- ネイティブコードに変換:Dartは、AndroidやiOSのようないろいろな機械に合わせて、速く動くようにコードを変えてくれます。
- 軽くて速い:Dartのコードはシンプルで軽いので、どのデバイスでもスムーズに動きます。
Dartの基本的な使い方
ここからは、Dartの基本の使い方を見てみましょう。Dartは、ほかのプログラミング言語と似た部分が多くて、簡単に理解できます。
1. 変数の宣言
Dartでは、何かを入れる箱のことを「変数」といいます。変数を作るときは、var
という言葉を使います。
var name = 'Flutter';
int age = 5;
double height = 1.75;
nameは自動でString型と判断され、ageは整数、heightは小数です。
2. 関数の定義
Dartでは、関数を以下のように定義します。
void greet() {
print('Hello, Dart!');
}
int add(int a, int b) {
return a + b;
}
greetという関数は「Hello, Dart!」と表示するだけで、何も返さない(void型)。
addという関数は2つの数字を足して、その答えを返します。
3. 条件分け
状況に応じて違うことをしたい時は、ifやelseを使います。
int age = 20;
if (age >= 18) {
print('大人です');
} else {
print('子供です');
}
ここでは、ageが18以上の時「大人です」と表示し、そうでなければ「子供です」と表示します。
4. 繰り返し
同じことを何回もやりたい時は、forやwhileというループを使います。
for (int i = 0; i < 5; i++) {
print('Hello $i');
}
int j = 0;
while (j < 3) {
print('Number $j');
j++;
}
forループは0から4まで数えて、その間「Hello 0」から「Hello 4」までを表示します。
whileループはjが3未満の間、「Number 0」から「Number 2」までを表示します。
まとめ
Dartは、簡単で覚えやすいプログラミングの言葉です。
いろんな命令が分かりやすく書けるので、初心者でもすぐにアプリを作り始めることができます。
Flutterと一緒に使うと、楽しくてかっこいいアプリを早く作れるのがDartのいいところです。
次回はFlutterの新規プロジェクトを作成すると自動生成されるカウンターアプリについて見ていきましょう。
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