初心者にも分かりやすく、迷わないで出来るように、説明したいと思います。

Git for Windows のインストール

PocketMine-MP のソースコードを GitHub（ギットハブ）から取得するのに Git（ギット）を使います。

Git for Windows の公式サイト（下記URL）からインストーラーをダウンロードします。
https://gitforwindows.org

インストーラーを起動します。

セットアップの画面は英語で表示されますが、そのまま「Next」ボタンをクリックして進んでいけばインストールが完了します。（設定項目値もデフォルトのままで、特にいじらなくてOKです）

以上で Git for Windows のインストールが完了しました。

PocketMine-MP のソースコードを GitHub から取得する

PocketMine-MP のソースコードを自分のPCにコピーします。
（Git用語ではクローンすると言います）

エクスプローラーで C:\ を開きます。

パスのところをクリックして「cmd」と入力してエンターキーを押します。

cmd

コマンドプロンプトが開きます。

コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力してエンターキーを押します。

git clone --depth 1 https://github.com/pmmp/PocketMine-MP.git c:\PocketMine-MP

コマンドプロンプトにコマンドをキーボードで入力するのはタイプミスがあったして面倒ですので、コピペすると簡単です。

ブラウザでコマンドの箇所を選択して右クリックメニューでコピーします。

コピーしたらコマンドプロンプトの左上のアイコン部分をクリックして「編集」「貼り付け」を選択すると、コピーしたコマンドがコマンドプロンプトに入力されます。あとはエンターキーを押して実行します。

GitHub から PocketMine-MP のソースコードが自分の PC の c:\PocketMine-MP にクローンされます。

これで、PocketMine-MP のソースコードがクローンされました。
エクスプローラーで見ると以下のように PocketMine-MP のソースコードの存在することが確認できます。

以上で、PocketMine-MP のソースコードのクローンが完了しました。

PHP のインストール

PHP（ピーエイチピー）は、PocketMine-MP のソースコードを実行するの使います。

PocketMine-MP 用に設定済み PHP を PocketMine-MP のページからダウンロードします。

php-build-scripts のページをブラウザで開きます。
https://github.com/pmmp/php-build-scripts

ページの下のほうにある「AppVeyor build job」リンクをクリックします。

「php-7.2.6-vc15-x64.zip」をクリックしてダウンロードします。

PHPだけダウンロードすればよいので、compile.log や php-debub-pack は不要です。

PHPのバージョンアップがあった場合、この画面例の「7.2.6」と違う場合があるかもしれませんが、ここには常に最新版がアップされているので、それをダウンロードしてください。

ダウンロードした PHP の ZIPファイルをエクスプローラーで展開します。

展開先は「C:\PocketMine-MP」にします。

展開後にエクスプローラーで見ると C:\PocketMine-MP の下に bin フォルダが出来ています。

この bin フォルダに PHP が展開されています。

Microsoft Visual C ++ Redistributableのダウンロード＆インストール

PHP を Windows で実行する際に必要なランタイムを下記URLからダウンロードしてインストールします。

https://aka.ms/vs/15/release/vc_redist.x64.exe

ライブラリやサブモジュールのインストール

このままでは PocketMine-MP の実行に必要なライブラリが不足しているので Composer（コンポーザー）を使って追加します。

コマンドプロンプトでカレントディレクトリを C:\PocketMine-MP にするために、以下のコマンドを入力してエンターキーを押します。

cd c:\PocketMine-MP

以下のコマンドを入力してエンターキーを押します。

bin\php\php.exe bin\composer.phar install

サブモジュールをインストールします。

サブジュールの初期設定をするために、コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力して実行します。

git submodule init

実行結果

サブモジュールを更新するために、コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力して実行します。

git submodule update

実行結果

以上で、すべての環境が整いました。

サーバー起動

いよいよサーバーを起動します。

コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力して実行します。

start.cmd

言語は日本語を選択するので「jpn」と入力します。

ライセンスに同意する「y」を入力します。

初期設定はデフォルト値でよければそのままエンターキーを押して先に進みます。ここでデフォルトにしておいても、後で設定を自由にいつでも変更できます。

そのままエンターキーを押す。

そのままエンターキーを押す。

そのままエンターキーを押す。

そのままエンターキーを押す。

そのままエンターキーを押す。

そのままエンターキーを押す。

そのままエンターキーを押す。

そのままエンターキーを押す。

そのままエンターキーを押す。

そのままエンターキーを押す。

Minecraft PE / PocketMine-MP サーバーが起動しました。

おめでとうございます！

次回からは「start.cmd」だけでサーバーを起動することができます。

サーバーを最新の状態にアップデートする

PocketMine-MP を最新の状態（GitHubのソースと同じ）にするには、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。

git pull

「Already up to date.」と表示された場合、最新版が適用済みとなります。