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Linuxにおける「パスを通す」って何ですか?

Last updated at Posted at 2016-10-25

windowsとlinuxのプログラム実行の違い

ウィンドウズ上でエクセルを起動させたいときは、exeが置いてあるフォルダまでエクスプローラーで行き「excell.exe」ファイルをダブルクリックすることで起動させます。

Linux上でも同じで、実行したいプログラムが置いてあるディレクトリまで移動し、そこでプログラムを実行するコマンドを入力することでプログラムが起動できますが・・・
いちいちディレクトリまで移動するのめんどくさくないですか?

「パスを通す」とは、サーチしてくれるディレクトリを事前に登録すること

ユーザー名「cent」にてlinuxにログインすると一番最初に始まるディレクトリは

/home/cent

今いるディレクトリにどんなファイルがあるか確認したいので
コマンド「ls」を入力したい(lsもウィンドウズで言うなら「ls.exe」という実行ファイル扱い)

「ls」は「/bin」ディレクトリにあるので、その時の入力コマンドは

$ /bin/ls

と入力することが必要です。
でも毎回「/bin」いれるの面倒なので、「$ ls」と入力するだけで実行したい。

そこで、コマンド入力したときに自動的に「/bin」ディレクトリをサーチして、
もし「ls」コマンドがそのディレクトリに存在していたら、その「ls」を実行しますという方法がある。
それが「パスを通す」という言葉の意味です。

具体的には、どうすれば「パスを通す」ことになるのか?

コマンドを入力したときに、サーチしてくれるディレクトリを表示するコマンド

$ echo $PATH

上記の実行結果として(私の環境では)
/usr/local/bin:/usr/bin:/usr/local/sbin:/usr/sbin:/home/cent/.local/bin:/home/cent/bin

と表示されます。

最初に書いてある、「/usr/local/bin」が最初にサーチにいくディレクトリ
コロン区切りで2番目の「/usr/bin」が2番目にサーチにいくディレクトリ

1番目になければ2番目という感じで見ていってくれる

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