RDP接続先やVMなどUSBドライブが接続できないWindowsマシンに、TKCのFXクラウドをインストールするための手順をご紹介します。ここでは、USB Image Tool
を使ってUSBドライブをイメージ化し、OSFMount
を使ってVirtualマシンにそのイメージをマウントする方法を説明します。
手順概要
- USB Image Toolを使用してUSBドライブをイメージ化
- イメージファイルをクラウドVirtualマシンに転送
- OSFMountを使用してイメージファイルをマウント
- TKCのFXクラウドをインストール
1. USB Image Toolを使用してUSBドライブをイメージ化
まず、物理的なPCでUSBドライブのイメージを作成します。
- USB Image Toolをダウンロードしてインストールします。
- USBドライブをPCに接続します。
- USB Image Toolを起動します。
- 「Backup」タブを選択し、イメージを作成したいUSBドライブを選択します。
- 「Backup」ボタンをクリックし、保存先とファイル名(例:
image.img
)を指定してイメージファイルを作成します。
2. イメージファイルをクラウドVirtualマシンに転送
作成したイメージファイルをクラウドVirtualマシンに転送します。以下の方法が考えられます:
- ファイル転送サービス(例:Google Drive、Dropboxなど)を利用する。
- SSHやSCPを利用して直接転送する。
3. OSFMountを使用してイメージファイルをマウント
クラウドVirtualマシン上で、OSFMountを使用してイメージファイルをマウントします。
- OSFMountをダウンロードしてインストールします。
- OSFMountを起動し、「Mount new...」をクリックします。
- 「Image File」に転送したイメージファイルのパスを指定し、「Next」をクリックします。
- マウントされたドライブにアクセスできることを確認します。
4. TKCのFXクラウドをインストール
マウントされたドライブからTKCのFXクラウドのインストーラを実行し、通常通りインストールを進めます。
- マウントされたドライブにアクセスし、インストーラをダブルクリックします。
- インストーラの指示に従ってインストールを完了します。
まとめ
この方法を使えば、USBドライブを直接クラウドVirtualマシンに接続できない環境でも、イメージファイルを使用してソフトウェアをインストールすることができます。USB Image Tool
とOSFMount
を活用することで、スムーズにインストール作業を行うことが可能です。
なお、インストールファイルは5MB程度しかないので、なるべく容量の少ないUSBドライブを使うとイメージの転送が楽です。