Railsアプリをバージョンアップした際に、URI.encode
や URI.escape
が非推奨・廃止されるため、エンコードの方法を変更する必要が出てきます。この問題とその解決策について、コード例を交えて解説します。
問題の発生
Railsをバージョンアップした後、次のようなコードで問題が発生することがあります。
address = "#{params[:address_line1]}#{params[:city]}#{params[:address_line2]}"
target_uri = URI.escape("https://api.example.com/location?address=#{address}&key=#{API_KEY}")
このコードは URI.escape
の廃止によりエラーが発生します。
解決策: URI.encode_www_form_component
を使用
すべてのURLをエンコードするのではなく、パラメータ部分のみをエンコードします。
変更後
address = URI.encode_www_form_component("#{params[:address_line1]}#{params[:city]}#{params[:address_line2]}")
target_uri = "https://api.example.com/location?address=#{address}&key=#{API_KEY}"
これにより、正しいリクエストを生成できます。
上記のように、エンコード対象を変更することで、Railsバージョンアップによるエラーを回避できます。
まとめ
Railsのバージョンアップに伴い、URI.encode
や URI.escape
が使えなくなった場合は、URI.encode_www_form_component
を使うことで、パラメータのみをエンコードして問題を解消することができます。バージョンアップ時には、これらの変更に注意して、コードの互換性を保つようにしましょう。