新人エンジニアの進捗報告あるある
私 「進捗どうですか?」
新人「えーっと、今は〜機能の実装中でJavaScriptを書いてます。」
「〜機能を実現するために◯◯ファンクションを作成して、□□しようとしているんですが」
「●●のせいでうまくいかなくて悩んでいます・・・」
(中略)
「・・・以上です!」
私 「・・・予定していた分の実装は終わりましたか?」
新人「それは終わってます!」
私 「じゃあ、今は少し巻いている状況ですか?」
新人「そうです!!」
私 「・・・」
"ホウ"って
世間でよく聞く「ホウレンソウができない」は、だいたい「報告」がうまくできてないことを指している気がしています。「報告」の中でもチームで開発するエンジニアにとって欠かせないのが、日々の進捗報告だと思います。毎年新人の方がチームに加わるたび、教えている簡単な進捗報告のテンプレがあるのでご紹介します。
進捗報告の目的
テンプレをご紹介する前に、そもそも進捗報告の目的が何なのかを考えることから、進捗報告の適切な形を考えてみます。この目的を考えてない、もしくは違う解釈をしているために、適切な進捗報告ができてないひとが多いと思っています。
報告を受ける立場の目的は
(1)現在の状況を把握したい
(計画に対して遅れているのか予定通りなのか)
(2)再計画したい
(遅れているなら計画を修正して予定通りに戻したい、もしくはこれ以上遅れないようにしたい)
(3)遅れている原因を解決したい
進捗報告は報告を受ける立場の人が(1〜3)を判断実行できるように、情報を提供することが目的になります。この中で一番大事なのは(1)です。(2)(3)は進捗が遅れている場合(もしくは極端に巻いている場合)に発生することなので予定通りなら必要ないからです。また、複数人から報告を受けていたりすると、全員の情報を把握して整理しなければならないので、一個人の報告する内容は、なるべく簡潔で必要な情報だけに絞られていることが望ましいです。
進捗報告のテンプレ
(0)頭の中で(1)〜(5)を整理する
(1)現在の状況(遅れている or 予定通り or 巻いている)
(2)どれくらい計画と違うのかを%で伝える(ex.予定に対して80%くらい)
(3)残りがどれくらいかかりそうなのか時間で伝える(ex.あと3時間ほどかかりそう)
(4)計画とずれている原因
(5)現在の状況、懸念点
(1)から順番に報告を受ける立場の人の反応を確認しながら話します。現在の状況が「予定通り」のときは、(1)だけで進捗報告の目的を達しているので(2)以降は不要なことが多いです。遅れている際も(3)まで報告し遅れが小さい場合などは(4)以降の報告が不要になることもあります。
さいごに
簡単にですが進捗報告のテンプレをご紹介しました。
もっといいテンプレあるよなどご意見いただけると嬉しいです。