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Ruby on Rails ソースファイルの読む順序について

Last updated at Posted at 2017-11-10

Ruby on Rails ソースファイルの読む順序について

はじめに

かの有名なRuby on Rails チュートリアルを実施していたのですが、
ソースファイルの数が増えたり、章によって作成、編集するソースファイルの順序が異なったりしており、
どのような順序で読み解くのかが分からなくなってきましたので、整理の意味も込めてまとめます。

MVC(Model-View-Controller)と全体の処理の流れ

前提として、MVC(Model-View-Controller)について触れたいと思います。
Railsでは、MVCというアーキテクチャパターンを採用しています。

  • Model:Viewにて表示するためのデータの集積
  • View:Modelのデータの表示
  • Controller:リクエスト全体のコントロール

上記内容を踏まえて、全体の処理の流れを簡単に説明すると、以下の通りとなります。

  1. リクエスト内容からどのコントローラに振り分けるかを特定
  2. 該当コントローラにて処理を実施(Controller)
  3. 場合によってはデータベースへのアクセス、その他必要なデータに関する処理を実施(Model)
  4. HTML、JavaScript、JSON等を生成し、ブラウザにて描画(View)

フォルダ構成

Ruby on Rails チュートリアル実施時に作成したディレクトリ構成(抜粋)とそれぞれの役割についてまとめます。


├── app
│ ├── controllers (リクエストのコントロール)
│ ├── helpers (各種メソッド)
│ ├── models (データベースへのアクセス、その他必要なデータの集積)
│ └── views (HTML、JavaScript、JSON等の生成)
├── config (各種設定(そのうち、本稿で重要なものはルーティングの設定))
└── db (DBの構成)

ソースファイルの読む順序

上記内容を元に、ソースファイルの読む順序をまとめます。

  1. リクエストがどのURLかを特定する。(GETであればURLから、POSTであれば app/views 配下のソースから特定する。)
  2. config/routes.rb を読み、URLのリクエストからコントローラ、アクションを特定する。
  3. app/controllers/[該当コントローラ]_controller.rb を読み、その中の該当アクションの処理を読む。
  4. 必要に応じて、app/models/[該当モデル].rbdb/schema.rb 内の該当DBの構成を読む。
  5. 必要に応じて、app/helpers 内のファイルを読む。
  6. コントローラのファイルが読み終わったら、app/views/layouts/application.html.erb を読む。
  7. 必要に応じて、パーシャル(app/views/ 内のアンダースコアから始まるファイル)、
    app/views/[該当コントローラ]/[該当アクション].html.erb
    app/helpers 内のファイルを読む。

まとめ

基本的には、config(routes.rb)、controllers、viewsの順に読む。
controllers、viewsの内容に応じて、models、db、helpersを読む。

もちろん、プロジェクトによって例外はあると思いますので、参考程度に留めておいてください。

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