Augurの中身は、いくつかの階層に分かれています。
公式ドキュメントの「Hosted Ethereum Node」に説明があります。
Augurの階層構成
Augurの大まかな階層構成図を以下に示します。
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利用者はWEBブラウザを使ってマーケットにアクセスし、予測や賞金の受け取りを行います。
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Augur UI・・・Webフロントエンド。Reactで書かれているようです。
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augur.js・・・API。Augur UIや各自のプログラムからアクセスするインタフェース部分です。
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Augur node・・注文履歴などを保存しておく場所です。データはDBに格納します。初回起動時はネット上のブロックチェーンとの同期をとるため、時間がかかります。
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augur core・・実際の取引を行い、Ethereumのブロックチェーンに読み書きします。Ethereumのスマートコントラクトの言語であるSolidityで書かれています。
注文履歴はサーバ(Augur nodeのデータベース)にも保存しますが、実際の取引はEVM上のスマートコントラクトで行います。
GitHubでは、各階層ごとにリポジトリが別れています。
次回はAugurの各リポジトリの概要を説明します。