Dialogflow
- テキスト入力を元に、ルールベースで適切な応答を返す
- 音声入力の場合は、Google Cloud Speech-to-Text でテキスト化してからDialogflowに渡す。
- あいづちは「SmallTalk」という機能があるらしいが、見つけられなかった
- GitHub のリポジトリ https://github.com/jyoshiv/Small-talk-chatbot-using-Dialogflow?tab=readme-ov-file
- 使い方の例? https://bot.dialogflow.com/218f85c9-b6a3-4d0b-9a88-5f96b6cf0be8
- 実装サンプルらしいが、英語で、挨拶が返せる程度ぽい。
- GitHub のリポジトリ https://github.com/jyoshiv/Small-talk-chatbot-using-Dialogflow?tab=readme-ov-file
プラン
- 初心者用のDialogflow ES (Essentials)と、複雑な動作ができるDialogflow CXがある。
例:単純なあいさつを返す
- Agentを作成
- Intentsを作成
- インテント名は「GoodAfternoon」
- Training phrases に、入力文の「こんにちわ」を設定
- Responsesに、応答文の「こんにちわー」を設定
- SAVEボタンで保存
- 右上の「Try it now」で、「こんにちわ」と入力すると、「こんにちわー」と応答が返る
感想
- 日本語に対応しているのはありがたい
- ルールベースなので、正規表現は使えるが、限界がある。「ちわっす」や「ボンジュールでございます」といった変則的な挨拶に対応できない
- あいづちはもっと下位のレイヤーで受け答えして、会話の流れはDialogflowで拾い、内容のまとめや話の持っていき方は外部サービスのAIで処理するのが良さそう
関連するサービス
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BotDistrikt
- ブラウザでGUIで応答システムが作れる
- デモ動画では、ハンバーガー屋さんで注文を受け付けるBotを紹介していた
- ブラウザでGUIで応答システムが作れる
参考書籍
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「音声対話システム 基礎から実装まで」 井上昴治、河原達也 著、オーム社、2022年10月13日 第1版、オーム社のページ、Amazon
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ChatGPTの事は書かれていないが、音声認識、言語理解、対話管理、評価方法などが、一通りまとまっている。
- 他の本は、音声のテキスト化までしか言及していない中、対話に関する記述があるのが良い
- 第9章 人間らしい対話を実現するための要素技術
- 第10章 音声対話システムの未来
- 他の本は、音声のテキスト化までしか言及していない中、対話に関する記述があるのが良い
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対話管理も、有限状態オートマトンの図で説明されており、馴染みやすい
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「ハンズオン」として、PythonとGoogle Cloudを使った実装例があるのがありがたい
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「会話の科学 あなたはなぜ「え?」と言ってしまうのか」 ニック・エンフィールド
著、夏目 大 訳、文藝春秋、2023年3月27日 発売 Amazon- 文法などの言語学ではなく、「会話学」とでも言うべき、話者交代や反応速度などに言及している
- 会話の修復(聞き取れなかったり、意図がわからなかったりするときの「え?」のような言葉)は、頻繁に会話に登場するのに、今まで研究されてこなかった。それを本書では、研究成果として報告している