https://pico.raspberrypi.org/files/getting_started.pdf
に従って、ラズパイ4に開発、デバッグ環境をインストールします。この作業で必要なのは、次の三つです。
- ラズパイ
- USBケーブル
- Pico
###準備はたったの4ステップで完了
ラズパイ4の2GBモデルを使っています。SDメモリは32GBです。現時点で、January 11th 2021が最新のOSですが、このマシンはその前のダウンロード版を、更新しながら使っています。
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade -y
リブート後、まずwgetをインストールします。
sudo apt install wget
インストールに必要なことが記述されたスクリプトを取得します。
wget https://raw.githubusercontent.com/raspberrypi/pico-setup/master/pico_setup.sh
実行権を付けます。
chmod +x pico_setup.sh
実行します。
./pico_setup.sh
全部コピペでターミナルに貼り付けています。
30分ほどで作業が完了します。df -hで見ると残りの容量は45%ぐらいになっていました。VScodeやOpenOCDも入ります。
リブートします。
reboot
###blinkをコンパイル
ビルドされているので、何もしません。
~~ cmakeとGNU Embedded Toolchain for Armをインストールします。~~
sudo apt update
sudo apt install cmake gcc-arm-none-eabi libnewlib-arm-none-eabi build essential
~~ 移動します。~~
cd pico
cd pico-examples
~~ pathを通します。~~
export PICO_SDK_PATH=../../pico-sdk
cmake ..
~~ makeを実行します。~~
cd blink
make -j4
###ファイルをコピーして実行
ボード上にあるBOOTSELを押したまま、USBケーブルでラズパイとPicoをつなぎます。ラズパイの画面上にドライブがマウントされます。BOOTSELから手を放します。
File Managerを立ち上げます。/home/pi/pico/pico-examples/build/blinkまで下りていきます。ここにあるblink.uf2をRPI-RP2ドライブへドラッグします。
RPI-RP2ドライブは画面から消え、Picoはリセットがかかって、USBコネクタの横にある黄色のLEDが点滅します。
/home/pi/pico/pico-examples/blinkディレクトリのblink.cをテキスト・エディタで開き、sleep_ms()の時間を変更して保存します。
/home/pi/pico/pico-examples/build/blinkのディレクトリで、
を実行し、そのディレクトリに作られた新しいblink.uf2をRPI-RP2ドライブへドラッグします。点滅の時間が変われば、うまく動いています。
/**
* Copyright (c) 2020 Raspberry Pi (Trading) Ltd.
*
* SPDX-License-Identifier: BSD-3-Clause
*/
#include "pico/stdlib.h"
int main() {
const uint LED_PIN = 25;
gpio_init(LED_PIN);
gpio_set_dir(LED_PIN, GPIO_OUT);
while (true) {
gpio_put(LED_PIN, 1);
sleep_ms(1000);
gpio_put(LED_PIN, 0);
sleep_ms(2000);
}
}