より線の配線
電子工作では、より線を使ってターミナルから配線することが多いです。
従来はAのように撚り線をよってそのままターミナルに突っ込んでいました。でも緩みます。
はんだメッキするとほぐれませんが、すごい手間です。
Bのようにフェルール端子を使うと、確実に接続ができます。圧着端子なので、作業性が良いです。

ブレッドボードで利用するジャンパ線は固いので、このようなところに使うとすぐに緩んだり、折れます。

フェルール端子
アマゾンで購入したフェルール端子です。もともとFAの制御盤などの配線に使われるので太いのが多いです。一番細いのがAWG22の内径0.5mmです。
フェルール圧着工具 圧着ペンチ 0.25-10mm² 調整可能 握力 不要 圧着 工具 ペンチ 絶縁閉端子 1200 PCS DIYペンチ エンドスリーブ フェルール端子付き
AWGの表記は、単線と撚り線では実際の外形は異なります。
圧着したフェルール端子
でこぼこができるので、抜けにくくなるようです。

細い径のフェルール端子
検索すると、アマゾン、ミスミ、モモタロウ、アスクルや楽天で販売していますが、現在、在庫がないところが多いです。
ミスミは、在庫ありの表示が出ます。
左から、ワイドミュラーの0.14mm、ミスミオリジナルの0.25mm、ワゴの0.32mm、アマゾン入手の0.5mmです。
0.25mmは、実際は0.32mmの場合があるようです。
これら小さいサイズでは、金属スリーブの長さは、8mmと5mmがあります。
実際に使う
ケーブルの外皮に0.14と書かれた配線材料を使い、0.14、0.25、0.32、0.5、0.75、1.0mmをそれぞれ圧着しました。

引っ張ると、0.75と1.0mmは抜けてしまいました。0.32mm以下を使うべきだと思います。0.5mmは微妙です。
最悪、0.5mmの場合、銅線を長めにし、折り返してスリーブの中に入れ、圧着をします。臨時には使えますが、おすすめではありません。