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【AWS】CloudFrontのざっくりとした仕組み

Last updated at Posted at 2024-01-02

背景

CloudFrontに対する理解がレベル1からレベル2に上がったので備忘録します。

概要

以下を記載する。

  • CloudFrontの仕組み
    • CDNとは
    • CloudFrontの仕組み
  • 今後調査したいこと

CloudFrontの仕組み

CloudFrontを一言で言うと、「CDNを実現するためのAWSサービス」です。
なので、CloudFrontを理解するにはまずCDNを知る必要があります。

CDNとは(超簡潔ver)

CDNとは、Webコンテンツの配信を高速化するための仕組みです。
オリジンサーバーの情報を世界中のキャッシュサーバーが代わりに配信することで、配信を高速化します。
例えば、キャッシュサーバーがオリジンサーバーより物理的に近いことにより、配信が高速化されます(下図)
CDNの仕組み.png

他にもCDNによって配信を高速化できる理由はありますが、ここでは以上の説明に留めます。
(もっと知りたい方はこちらなど参照)

CloudFrontの仕組み

前述の通り、CloudFrontは「CDNを実現するためのAWSサービス」です。
つまり、CloudFrontを使うことで、Webコンテンツの配信を高速化することができます。
どのようにしてCDNが実現されているのか、以下で簡単に説明します。

前提

Webコンテンツ配信者はCloudFrontを利用するために、オリジンサーバーとCloudFrontの紐付けを行います。
その際、オリジンサーバーのドメインとは別に、CloudFrontからもドメインが発行されます(xxx.cloudfront.net)。
クライアントがWebコンテンツを閲覧する際は、xxx.cloudfront.netにアクセスし、Webコンテンツを閲覧します。

CloudFrontを用いたWebコンテンツ配信の流れ

以下の流れでWebコンテンツが配信されます(こちら参照)

  1. クライアントはxxx.cloudfront.netへWebコンテンツをリクエストする
  2. DNSは1のリクエストを受領し、最適なキャッシュサーバー(ex.物理的に近い)へルーティングする※1
  3. キャッシュサーバーはクライアントにWebコンテンツを配信する※2

このように、CloudFrontを用いると、エンドユーザーはキャッシュサーバーからWebコンテンツの配信を受けることができ、CDNが実現されていることがわかります。

※1…CloudFrontでは"キャッシュサーバー"ではなく"CloudFront POP"と呼ばれる。
※2…リクエストの内容がキャッシュサーバーにない場合、キャッシュサーバーはオリジンサーバーへデータを問い合わせる。

今後調査したいこと(自分用メモ)

前述の「DNSから最適なキャッシュサーバーへのルーティング」について追加調査を行たい

  • クライアントは物理的位置に関わらずxxx.cloudfront.netへリクエストを飛ばすため、裏側で位置情報を元に最適なキャッシュサーバーを特定する処理があると推察できる
  • 前述の説明ではまるでDNSがその処理を行っていると解釈できるが、ワイの認識ではDNSはそのような機能を持たない
  • なので、どこで最適なキャッシュサーバーの特定が行われているのかが気になる
  • 論点は以下と考えられる
    • DNSがクライアントに返却するのは何のIPアドレスか(キャッシュサーバーorその他)
    • Reqの流れはどうなっているか
      • クライアント → DNS → ??? → キャッシュサーバー
      • クライアント → DNS → クライアント → ??? → クライアント → キャッシュサーバー
      • クライアント → DNS → クライアント → ??? → キャッシュサーバー

※2024/01/08追記
↑の答えを見つけた。cloudfront内のdnsリゾルバが位置情報を使って最適なキャッシュサーバーのIPアドレスを返却するっぽい(参考リンク)

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