9月から新しい制度として、エンジニア限定になりますが、リモートワークの制度を導入しました。
(8月終わりに役員に提案したら、9/1から制度開始というスピード感!)
メンバーから意見が上がったこと、自分自身も現在空間を選ばずに仕事ができるようになって、色々と気づきもあったこと、少ない人数で効率よくやるにはフルリモートでないにしても、一部導入するのはありのではないかと思い検討 > 導入となりましたので、その時のメモなど残しておきます。
導入したリモートワークについて
基本VCとチャットで、毎日リモートから仕事をする・・・というのはハードルが高かったのと、メンバーでも意見が割れていたこともあり、ひとまず部分導入(ハイブリッド?)の形で進めました。また全部自由裁量で・・みたいな形ではなく、場所だけリモートにしてあとは通常勤務の形態 みたいな形になります。
スケジュールとしては、あらかじめ決めておいた日のみリモートワークとし、それ以外は通常通り働くという形で、週2を限度として指定日をリモートワーク日に設定することとしています。
言ってしまえばリモートワークの機能の中でも本当に最低限の部分だけ導入しています。
なぜ部分導入なのか
正直自分の管理手腕に不安なところがあるのと、意見固めてから制度発令まで1週間もなく、VCやらなにやらインフラ部分が整っていないためです。(ちょっといいわけです)
またうちのエンジニアは基本的にエンジニア単体でタスクが完了することが少ないため、他部署とのコミュニケーションが多く、フルリモートだと会社全体でどうコミュニケーションをとるかまで考えないといけないということもあり、今回は部分導入を最初から念頭に入れて制度設計していました。(スモールスタートで行きたかったため)
リモートワーク導入狙い
- 生産性の向上(邪魔されない)
- メンタルの部分(通勤とか)
- リクルーティング(リモートワークに憧れる人も多いと思うので)
この3点をKPIとしておいています。
後述しますが、今のところ1番目はうまくいってます。2については月末に1on1でヒアリング予定、3についてはもう少し長期で見ていく形になります。
不安な部分
- さぼる
- 業務効率の低下
対象メンバーは1年以上一緒にやってきたメンバーなので、さぼる不安はそこまでありませんでしたが、スケールすることを考えると、入社2,3ヶ月でも実施できるようなシステムにしないといけないですね。水は易きに流れてしまう、、と考えるのか、結果さえ出していればよい、きちんと結果を図る手段さえあれば良いと考えるかはまだ難しいところです。
3週間たった状況
当面は「火水」「木金」みたいに連続してとらないようにお願いしていたためか、電話でちょっと話したことはありますががっつりスカイプなどはしたことはなく、基本的にチャットで事足りています。あとはgithubとかみてって感じでしょうか。不便だなと感じたことはありません。
またその場にいないが故のトラブルみたいなものは感じたことはありません。強いて言うなら、「ああ今日はリモートか、ならチャットで送っておこう」という、人によってはデメリットと取れる部分が見受けられますが、むしろ自分の視点からいうと、集中を邪魔されなくて助かった とれるので、うまく機能していると思っています。
メンバー視点でいうと、明日がリモートなので、リモートでやりにくい業務を今日中に片しておこうとか、そういう発想みたいです。リモートでもやりやすい仕事をためておいて、一気に片すというのが良いのか悪いのかはまだ判断つきませんが、ハイブリッドにしているからこそできるとも言えるなかなと。
うちならではの前提と問題点
今のところうまくいっていると思っていますが、いくつかうちならではの下地があったからという部分も大きいと思っています。
- チャット文化が社内で浸透している
- 何年も一緒にやってきたメンバーという信頼(さぼらないと思える)
- 人数が少なく今のところ大体のタスクが把握できている
上記の状態のため臆することなく導入はできたわけですが、リモートワークの先を考えると、特に下の2点については、なくても大丈夫なようにしないといけないなと感じています。
信頼ができない人にはリモートワークさせないということは、ようは一緒に働いてOKがでないとリモートワークさせないということなので、スケールしないし、タスクが把握できているからリモートワークさせるという部分も人が増えると途端にスケールしなくなります。
ここまで含めて制度としてシステマチックに対応できるようになれば、もう少しインフラは整えること前提で、エンジニアは基本リモートワークで採用も見えてくるなと思っています。(そうすれば採用ももう少し楽になる・・?)
まとめ
弊社でもリモートワークを始めました。
まずはスモールスタートでエンジニアチームだけにしていて、形態も自由裁量部分は一旦置いておいてリモートで働けるというメリットだけを導入しました。
部分導入ということで、週の何日かをリモートでやっている形になりますが、今のところトラブルやネガティブな面は見られません。ただ制度、仕組みというよりも、メンバーの適正と積み重ねた信頼に大きく頼って成立させているような形で、胸を張ってリモートワーク成功しました!とはいえないと思っています。
今後はもう少し仕組みを改良していき、よりメリットを享受できる形に変えていきたいと思っています。