LoginSignup
0
0

More than 1 year has passed since last update.

Elastic Load Balancingとは

Posted at

ELBとは

Elastic Load Balancing(ELB)とは、AWSが提供するロードバランサー。
ロードバランサーとは、サーバーに集中するアクセス(トラフィック)を複数のサーバーやネットワークに振り分ける仕組み。
ひとつのサーバーにかかる負荷を分散させるので負荷分散装置と言う。

ELBの種類

  • ALB
  • NLB
  • CLB
    の3種類が存在する

ALB(Application Load Balancer)

HTTPおよびHTTPSに最適なロードバランサー。
OSI参照モデルにおけるアプリケーション層(具体的な通信を提供する層)で動く
要求コマンドなどの命令内容を見て判断するので、宛先のURLのディレクトリ単位で振り分けることもできる
インスタンスとロードバランサーとの通信を暗号化できる
ただし、振り分け先として静的IPアドレスを設定し、そのIPを持つホスト(機器)へ転送はできない
対応プロトコル:HTTP,HTTPS

NLB(Network Load Balancer)

OSI参照モデルにおけるトランスポート層(送信されたデータの制御を担う層)で動く
バケットと呼ばれる断片データしか見ないのでALBほど細かい振り分けはできない
振り分け先として静的IPアドレスを設定したり、
サーバーにアクセスしてきたクライアント側のIPアドレスをそのままサーバーに伝える設定にしたりできる
対応プロトコル:TCP,TLS

CLB(Classic Load Balancer)

古いタイプのロードバランサー。
対応するプロトコルが多い。
しかし、これから作るシステムでは使わないべき。
対応プロトコル:TCP,SSL/TLS,HTTP,HTTPS

ELBの料金

ALBとNLBの料金は、時間あたりの使用料金と、LCUロードバランサーキャパシティーユニット)料金の合計で算出される
料金 = 使用料金 + LCU

使用料金(使用単価×時間)

使用料金はELBの種類ごとに単価が決まっていて、それに時間をかけた金額

LCU料金(LCU使用量×LCU単価×時間)

LCU料金は使用状況の4つの項目についてLCU利用量が「何LCU」に当たるかを換算し、一番大きな項目だけを課金対象にする
※LCU料金を算出するために、まずLCUの4つの項目についてLCUの使用量を換算し比較する必要がある。

  • 新しい接続(1LCU=1秒あたり25個の新しい接続)
    1秒あたりの新たに確立された接続数。(イメージ)PCやスマホ、サーバーなどが新しくアクセスしてきた数。
  • アクティブ接続(1LCU=1分あたり3000個のアクティブ接続)
    1分あたりのアクティブな接続数。現在繋がっている接続の数
  • 処理した量(1LCU=1時間あたり1GB)
    ロードバランサーによって処理されたHTTP(S)リクエストと応答のバイト数。Lambda関数がターゲットの場合は1LCU=1時間あたり0.4GBで換算
  • ルール評価(1LCU=1秒あたり1000個のルール評価)
    ロードバランサーにより処理されたルール数とリクエストレート(1秒間に送られたリクエスト数)の積
    以上の4項目が何LCUなのかを比較し、最大値の数値をLCU使用量として代入
0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0