使用している本
kindle unlimited にあったので読んでみました。
それの記録用として記事を書いていきます。
1章
システム開発における要求とは
システム開発における「要求」とは、日頃の会話で使用されている「要求」とは違うものであり、「ある目的を達成するためのシステム仕様」である。 顧客が欲しいものを定義することが要求定義ではなく、「目的を達成するため」「問題解決のため」に必要なこと。
また、開発を行うにあったっては顧客が口にした要求にだけ応えれば良いのではなく、顧客の「目的達成」「問題解決」に必要な要求を開発側から引き出さなければならない。
要件定義フェーズの目的とは何か?
目的は「顧客のニーズを把握してシステムの要求を確定する」ことです。ただし、これは永遠の目標であり、確定することはほとんど不可能です。
では、どうすべきなのか。
「要件を確定する」ことにこだわらないことであり、要求は必ず追加・変更されるものと理解して要件を確定する。つまり、「顧客のニーズを把握して、要求が追加編こぅされることを十分に想定した上で、システム要求を確定する」ことです。
要件定義フェーズの作業目的とは何か
要件定義の担当者が意識しなければならないのは「正確に伝達されて初めて意味を持つ」ということです。
要件定義の文書化にあたり、細部を省力したり、要求の根拠や背景を省くことは、節約した時間をはるかに上回る代償を支払うことになりかねません。