はじめに
みなさま日々の学習お疲れ様です。
あなたがこの記事に辿り着いたということは、プログラミング学習に行き詰まりを感じているのではないでしょうか。
私はRails学習をし始めて2年目で、学習をする中で「自分にはプログラミングは向いていないのかもしれない」と何度も挫折しかけたことがあるのですが、そんな時に前を向くことができるようになったポイントを6つにまとめてみましたので、初学者ならではの言葉で、今苦しんでいる方の手助けになれば幸いでございます。
それではいきましょう!
1.小さな目標を設定する
プログラミングをしているとよくわからないタスクを、よくわからないまま進めてしまい、エラーが起きて調べて試してみても、うまくいかず余計に訳わからないということがよくあるかと思います。そんな時は、小さな目標を設定して成功体験の積み重ねることが重要です。
たとえば、「ボタンをクリックすると色が変わる」「APIからデータを取得して表示する」など、短時間で達成できる小さな目標を立ててみてください。こうした小さな成功が積み重なると、自然とプログラミングが楽しくなります。
また、目標は本当に小さなものでも構いません。「コードを1行書いたらOK」「PCを開いたらOK」これぐらいの小さな目標を毎日設定して達成していくことで、プログラミングに触れる時間を増やすことができるので成長速度もグンと上がります。
2.問題の切り分けをしてみる
プログラムのエラーや意図通りに動かない部分があると、どこから手をつけて良いかわからなくなってしまいますよね。こういう時は、問題を細かく切り分けることが大切です。一度に全てを解決しようとせず、問題を部分ごとに分解し、一つひとつに取り組んでみましょう。
具体的には、エラーログを見た時に、データは「元となるデータ → データの入口 → データの加工 → データの出口」という順番で加工されていくので、どのステップにあるのかを切り分けていけばエラーの原因を特定しやすくなります。一度エラーの特定ができたらそこだけを見て改善をしてみてダメなら、消去法でエラーの原因を特定していくと見つかりやすいです。
3.デバッグの過程を楽しむ
長文のエラーが出た時に、「うわっなんだこれ?」と拒絶反応をすることがあるかと思います。プログラムがエラーなく動くこと自体は気持ちいいですが、実はエラーを解決することがプログラミングの醍醐味の一つでもあります。「エラー=失敗した」というわけではなく、エラーはただの結果です。エラーが出た時には、「どうしてこうなるのだろう?」と謎解きをする気持ちで取り組んでみてください。私は謎解きゲームのレイトン教授をやっていたことがあり、そのゲームのように楽しんで解決するようにしていったら楽しさに変わっていきました。
4.人・ものに頼る
プログラミングは孤独な作業だと感じるかもしれませんが、実際には多くの人が似たような問題に直面しています。行き詰まった時には、友人やオンラインコミュニティ、フォーラムなどで質問してみると良いでしょう。同じ問題に挑戦した経験のある人からのアドバイスはとても貴重です。また、他人の視点から問題を見ることで新たな発見があるかもしれません。自分で解決しようとする姿勢は大切ですが、人に頼ることも同じくらい重要です。
また、人だけではなく、今ではAIに頼ることもできます。ChatGPTやClaudeなど、質問できる環境は山のようにあるので、人に頼る前にまずはググったりAIを活用してみたりして、それでもわからなかったらメンターなどの有識者に質問するというステップを踏めば、自走力が身につきつつ、メンターへの負担も減るので一石二鳥になるかと思います。
5.時には諦める
試行錯誤を繰り返してもうまくいかないことはよくあります。「もうだめだ→もう一回やってみよう→ダメだった→もう一回やってみよう」を繰り返していくと、疲弊していきプログラミングが嫌いになってしまいます。プログラミングが本当に嫌になる前に、時には止めることも肝心です。限界が来たと思ったら、一度だけ挑戦してみて、それでも無理だと感じたら潔くパソコンを閉じましょう。パソコンを閉じた後に取るべきアクションは、頭の中の思考を紙に書き出す、コーヒーを淹れる、掃除をする、仮眠をとる、人とコミュニケーションをとる、瞑想をするなど、短時間でリフレッシュする方法はいくらでもあります。ただここでの注意点は、動画を見ることです。「無理になったから一旦動画をみよう」と少しだけ休憩をしようとしたら数時間も時間を奪ってしまったという経験をしたことがあるのではないでしょうか。動画サービスは時間泥棒だと胸に刻んで、短時間のリフレッシュ方法を試してみてください。
6.「本当に頑張ったのか?」を自問自答する
プログラミングで難しい問題に直面していると、「自分には向いていない」「もう無理かもしれない」と感じることもあります。しかし、そう感じたときこそ、「本当にやれることは全て試したのか?」と自問してみてください。意外と視野が狭くなって基本的な確認を見落としていたり、別の方法を試さずに諦めてしまっていたりすることがあります。
例えば、「違う検索文でググってみる」「ドキュメントをもう一度見直す」「似た問題を解決した例を探してみる」「メンターに質問する」など、まだできることがあるかもしれません。このように少し立ち止まって考えるだけで、新しい視点が見つかることも多いです。そして、「ここまで試して無理なら仕方がない」と思えるくらいまで全力を出してみると、自然と自信がついてきます。最後の一歩を踏み出す勇気が、次の成長へのステップになるかもしれません。
まとめ
プログラミングの学習は、目の前の問題に何度も挫折しそうになりながらも、少しずつ進んでいく忍耐の連続です。特に、はじめのうちは思い通りにいかないことが多く、楽しさよりも苦しさを感じるかもしれません。しかし、この記事で紹介したような工夫を取り入れることで、その道のりが少しずつ楽しく、意味のあるものに変わっていくはずです。
1.小さな目標を設定する
2.問題の切り分けをしてみる
3.デバッグの過程を楽しむ
4.人・ものに頼る
5.時には諦める
6.「本当に頑張ったのか?」を自問自答する
これらを全て試してみて、少しでもプログラミングの楽しさを感じられる人が増えてくれたら嬉しいです。プログラミングの道は決して楽なものではありませんが、だからこそ乗り越えた先には深い達成感と、自信がついてきます。どうか焦らずに、楽しみながら、自分のペースで進んでいってください。