【Swift】条件分岐 if文 / switch文の基本

概要

現在Swift学習中の筆者の備忘録です。
Swiftの条件分岐のif文とswitch文について基本をまとめます。

if文

if 条件A {
  // 条件Aに合致した時に実行する処理
} else if 条件B {
  // 条件Bに合致した時に実行する処理
} else {
  // 条件A・Bどちらにも合致しない時に実行する処理
}

サンプル

let score = 75
let result: String
// if文の中で使う定数はif文の外で定義する必要がある。

if score >= 80 {
  result = "優良"
} else if score >= 60 {
  result = "合格"
} else {
  result = "不合格"
}

print(result)
// 合格

switch文

switch 式 {
case ラベルA:
  // ラベルAに合致した時に実行する処理
case ラベルB,ラベルC:
  // ラベルBもしくはCに合致した時に実行する処理
  // ラベルは複数まとめて指定できる
default:
  // 合致するラベルがない場合の処理
}

サンプル

let num = 43

switch num {
case 0:
  print("zero")
case 1,2:
  print("1 or 2")
case 3...5:
  print("3 or 4 or 5")
  // 範囲演算子（...）を使ったパターン。この場合3から5の意。
case 6..<8:
  print("6 or 7")
  // 不等号を使った範囲演算子（..<）を使ったパターン。この場合6から7（8未満）の意。
case let n where n > 20:
  print("\(n) is more 20")
  // 新たな定数を定義して式（ここではnum）の結果を代入し、条件を指定する。
default:
  break
  // switch文を終了させる。
}

if文とswitch文の使い分け

同じ内容の条件式を書いて比べてみます。

例１）決まった範囲で処理を分ける

定数scoreが80以上だったら「A」、60以上だったら「B」、それ他は「C」と出力する

// if文
let score = 75

if score >= 80 {
  print("A")
} else if score >= 60 {
  print("B")
} else {
  print("C")
}
// B

// switch文
let score = 75

switch score {
case let s where s >= 80:
    print("A")
case let s where s >= 60:
    print("B")
default:
    print("C")
}
// B

これはif文の方が直感的に分かりやすい感じがします。
switch文ではcase内でscoreとは別に定数を定義する必要が出てきます
（先にInt型で定義されたscoreを、真偽を判定するBool型としては使えないため）。
これがif文の方が分かりやすい原因でしょう。

例2）限られた条件の中で処理を分ける

定数numが1なら「A」、 2なら「B」、他なら「C」とする場合

// if文
let num = 2

if num == 1 {
  print("A")
} else if num == 2 {
  print("B")
} else {
  print("C")
}
// B

// switch文
let num = 2

switch num {
case 1:
    print("A")
case 2:
    print("B")
default:
    print("C")
}
// B

この場合は、switch文の方が分かりやすそうです。
条件が3つぐらいと少なく、その中で処理を分けるような場合は
switch文の方が良さそうですね。

最後に

以上、簡単ですが条件分岐についてでした。

if文とswitch文の簡単な比較を行いましたが、
「if」の方がなんとなく親しみのある言葉なので、
初めのうちはこちらに頼りがちになりそうだなと思ったり。

switch文の方がすっきり記述できる場合もあるので、
意識的に使っていきたいです。