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WSL2導入|WinアップデートからWSL2を既定にするまでのスクショ

Last updated at Posted at 2020-06-10

「Winの自動更新をONにしていたら、いずれ勝手にWSL2へアップデートしてくれるだろう」と思っていましたが、なかなかそうにはなりそうもないので、手動で入れました。

WSL2インストール系の記事は多数ありますが、本稿はスクショ中心に掲載しようと思います。

手順はWindows 10 用 Windows Subsystem for Linux のインストール ガイドに従っています。

参考サイト

WSL2の導入にあたって、参考にしたサイトです。

事前々準備

  • マイクロソフトのアカウントを作っておくこと

WSL2導入前

導入の要件

WSL 2 は、Windows 10、バージョン 2004、ビルド 19041 以上でのみ使用できます。

WSL 2 の新機能より

Window Update

Windowsの設定更新とセキュリティ から 更新プログラムのチェック を実行
「最新の状態です」になっているんだけど、実は最新ではない(WSL2が入っていない)
image.png

Winバージョンを確認

ショートカットキーWin + Rファイル名を指定して実行 を開く
winverと入力してOKクリック
1004.PNG
Winのバージョンが表示されます。
1005.PNG
「バージョン1909」 コレには、WSL2が入っていない。
WSL2 の入っている 「バージョン2004」 へ手動でアップデートすることに。

事前準備 (ストレージの空きを確認)

Window Update にはストレージを数十GB使うようです。
Windowsの設定 → 「ストレージ」で検索するとストレージの設定が出てくるでクリック。
ストレージ不足で二度手間にならないように、十分なストレージがあるかを確認。

image.png

Window Update (手動でバージョン2004-ビルド19041以上へ)

Windows 更新アシスタントを入手するへアクセス
今すぐアップデート (Update now)をクリックすると「Windows10 更新アシスタント (Window10Upgrade***.exe)」がダウンロードされる。
0001.PNG

「Windows10 更新アシスタント」を実行
0002.PNG
0003.PNG
0004.PNG
0005.PNG
再起動を経て...
0006.PNG

再度にバージョンを確認

1004.PNG
2003.PNG
目的の「バージョン 2004、ビルド 19041 以上」になっています。
これでWSL2が使えるはずです

WSL2の導入

余談) Docker Desktop

私のWinには Docker Desktop をインストールしていました。
Winをアップデートしたら、下記の表示が...
2001.PNG
おっ!? まさかEnable WSL2をクリックしたら、WSL2が有効になるのか!?
と、思ってクリックすると...
2002.PNG
「WSL2がインストールされてないよ」って...
そりゃそうですよね。Win側でちゃんとインストールしないとですね...

WSL 2 に更新する

WSL 2 をインストールする前に、"仮想マシン プラットフォーム" オプション機能を有効にする必要があります。
管理者として PowerShell を開き、以下を実行します。

PowerShell
dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart

"仮想マシン プラットフォーム" のオプション コンポーネントを有効にするより

管理者じゃない PowerShell
管理者 として PowerShell を開きましょう。じゃないと怒られます。
image.png

管理者の PowerShell
ちゃんと出来ると「操作は正常に完了しました。」と表示されました。
image.png

WSL2 を既定のバージョンとして設定する

PowerShell で次のコマンドを実行して、新しい Linux ディストリビューションをインストールするときに WSL 2 を既定のバージョンとして設定します。

PowerShell
wsl --set-default-version 2

image.png

カーネル コンポーネントの更新

WSL 2 を実行するには、カーネル コンポーネントの更新が必要です。詳細については https://aka.ms/wsl2kernel を参照してください

という表示が...

言われた通りにアクセスすると WSL 2 Linux カーネルの更新というページに飛ばされました。

image.png

「最新の WSL2 Linux カーネル更新プログラム パッケージをダウンロード」をクリックすると「wsl_update_x64.msi」がダウンロードされました。

2008.PNG

実行しました。

改めて既定のバージョンの設定

wsl --set-default-version 2 を実行

WSL 2 との主な違いついては、 https://aka.ms/wsl2 を参照してください

と表示されました。上手くいったようです。

image.png

Linux ディストリビューションをインストール

Microsoft Store を開き、希望する Linux ディストリビューションを選択します。

image.png

今回は試しに「Ubuntu 20.04 LTS」を入れてみました。

image.png

スタートメニューから
インストールした「Ubuntu 20.04 LTS」を起動してみます

image.png
ちょっと待ちます。

なお

新しくインストールした Linux ディストリビューションを初めて起動すると、コンソール ウィンドウが開き、ファイルが圧縮解除されて PC に格納されるまで 1、2 分待つように求められます。 今後のすべての起動には、1 秒もかかりません。

とのこと。

image.png

初回はユーザー名とパスワードの入力が求められます。
パスワード無し はダメなようです。

コレWSL2かしら?

本当にWSL2上で動いてるの?って思ったときの確認方法

PowerShell
wsl --list --verbose

2012.PNG

「Ubuntu 20.04」の VERSION が「2」になっています。
なおwslコマンドの--verboseはWSL2からの拡張機能とのこと(--listはWSL1からありました)。

補足)ディストリビューションで使用する WSL のバージョンの設定

ディストリビューションで使用される WSL のバージョンを設定するには、以下を実行します。

PowerShell
wsl --set-version <distribution name> <versionNumber>
# 例) wsl --set-version Ubuntu-20.04 2

WSL2 の方を(既定)にしたい

先程の画像にあったようにwsl --listをすると、元々に入っていたUbuntu(WSL1)が既定になっていました。
Ubuntu-20.04(WSL2)を既定にする方法は...

PowerShell
wslconfig /setdefault <distribution name>
# 例) wslconfig /setdefault Ubuntu-20.04

です
2014.PNG

おまけ

Docker Desktop

上記にあった 余談) Docker Desktop について。
「Dockerも設定しなきゃな〜」と思っていましたが、再起動後に Docker Desktopsetting を開くと「Use the WSL 2 based engine」にチェックマークが入っていました。
2015.PNG

WSLから → Windowへ のアクセス

cd /mnt/cで Win の Cドライブ へアクセスできます。
image.png

Windowから → WSLへ のアクセス

エクスプローラーからなら\\wsl$でアクセスできます。
image.png

また、WSLターミナルにおいてexplorer.exe .をすると、カレントディレクトリをエクスプローラーで開いてくれます。
image.png

愚痴

WSLを使いたかったから、Winのプロフェッショナルを買ったのに...

「WSL 2」は「Windows 10 Home」でも利用可能 ~MicrosoftがFAQを掲載

あぁ...
(今のところは) WSL2 って WSL1 に置き換わるものじゃないんですね
まぁ、使い分けるような予定もありませんが...

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