133
126

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

Windows10上のVirtualBoxにUbuntu20.04をインストール

Last updated at Posted at 2020-05-01

概要

自宅で簡単に複数のLinux(CentOS, Ubuntu, KaliLinux ...)を切り替えて使用したい。
会社にはESXiとかあるけど、自宅にはWindows10しかない。

そんな人のために、(既にたくさん情報があるのを承知の上で)Windows10上で稼働するVirtualBoxにUbuntuをインストールした記録を残しておきました。

Windows10のVirtualBoxインストール手順はこちら
VirtualBoxインストール

最新版のインストール手順は、別途記載した。

ダウンロード

2020/04/28時点での最新版は、ver20.04 LTS(2020/04/23リリース)

まずは、WEBブラウザで以下のURLにアクセス。
https://jp.ubuntu.com/

21VirtualBox_Ubuntu_001.png
[Ubuntuを入手する]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_002.png
スクロールダウン

21VirtualBox_Ubuntu_003.png
[Ubuntu Desktop 20.04 LTS]-[ダウンロード]ボタンを押下。

ubuntu-20.04-desktop-amd64.isoのダウンロードが始まる。
3,131,807,904 バイト

念のために、チェックサムを確認しておく。

21VirtualBox_Ubuntu_004.png
[ダウンロード]ボタン押下後に遷移した画面で、[verify your download]リンクを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_005.png
ダウンロードしたubuntu-20.04-desktop-amd64.isoのチェックサムを確認しておく。

コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行

certutil -hashfile (ダウンロードしたファイル) sha256

21VirtualBox_Ubuntu_006.png
チェックサム(ハッシュ値)が一致することを確認する。

仮想マシンの作成

既にインストール済みのVirtualBoxを起動する。
21VirtualBox_Ubuntu_101.png

21VirtualBox_Ubuntu_102.png
[新規(N)]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_103.png
[名前:]にUbuntu20を入力。
[マシンフォルダ:]に任意の存在するフォルダを指定。
(名前にUbuntuを入力すると、[タイプ(T):]Linux、[バージョン(V):]Ubuntu(64-bit)が自動選択)
[次へ(N)]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_104.png
任意のメモリサイズを指定(ここでは、2048MBを指定)
(稼働しているWindows10用に2GB程度残しておかないといけないので、物理メモリが4GBの機械なら1024MB程度しか割り振れない。)
[次へ(N)]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_105.png
[仮想ハードディスクを作成する(C)]を選択。
[作成]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_106.png
(VDIの選択を推奨となっている。ふつうは推奨に従ったほうが良い。あえてVMDKを選択してみた。)
[VMDK(Virtual Machine Disk)]を選択。
[次へ(N)]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_107.png
[可変サイズ(D)]を選択。(thin provisioningのことだと思う。)
[次へ(N)]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_108.png
ファイル名は変更しない。
ディスクサイズに任意のサイズを指定。(ここではデフォルト10GBを20GBに変更している。)
[作成]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_109.png
仮想マシンの作成が完了。

インストール

インストールイメージファイルの指定

21VirtualBox_Ubuntu_201.png
作成した仮想マシンを選択し、[起動(T)]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_202.png
[起動ハードディスクを選択]画面で、プルダウンリストの右側にある[ファイル選択]アイコンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_203.png
上部の[追加(A)]アイコンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_204.png
先にダウンロードしたUbuntuインストールファイルを指定。
[開く(O)]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_205.png
Ubuntuファイルを選択し、[選択]ボタンを押下。

インストール

21VirtualBox_Ubuntu_206.png
Ubuntuファイルを選択し、[起動]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_207.png
Ubuntuのインストールが始まる。
機器の性能(CPUやメモリサイズ)によって異なるが、2~5分程度で次の画面が表示される。

21VirtualBox_Ubuntu_208.png
Ubuntuのインストール開始画面。

VirtualBoxのデフォルトの画面サイズがSVGAなので、これ以降、画面の右や下が切れている。インストールには支障がないので、このまま進める。

21VirtualBox_Ubuntu_209.png
左側スクロールで、[日本語]を選択。

21VirtualBox_Ubuntu_210.png
[Ubuntuをインストール]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_211.png
[キーボードレイアウトの選択:]で、2箇所[Japanese]が選択されていることを確認し、[続ける]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_212.png
何も変更せずに、([通常のインストール]が選択され、[Ubuntuのインストール中にアップデートをダウンロードする]がチェックされている。)[続ける]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_213.png
[ディスクを削除してUbuntuをインストール]を選択し、[インストール]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_214.png
[ディスクに変更を書き込みますか?]の確認ダイアログが表示されたら、[続ける]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_215.png
[どこに住んでいますか?]が表示されたら、[Osaka]を入力し、[続ける]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_216.png
[あなたの情報を入力してください]が表示されたら、
[あなたの名前:][コンピュータの名前:][ユーザの名前:]に任意の名前を入力、
[パスワードの入力:][パスワードの確認:]に同じパスワードを入力、
[ログイン時にパスワードを要求する]を選択し、[続ける]ボタンを押下。

【2020/05/22追記】
このパスワード入力時、USキーボードになっているようなので、記号を入力する際には注意が必要。
ここでは、記号は入力せずに、後で変更するのが無難かも・・・

21VirtualBox_Ubuntu_217.png
インストールが始まる。
機器の性能やネットワークの状況によるが、10分~30分程度かかる。

21VirtualBox_Ubuntu_218.png
この画面が表示されたら、インストール完了。
[今すぐ再起動する]ボタンを押下。

再起動(インストールメディアの取り出し)

21VirtualBox_Ubuntu_219.png
インストールイメージファイルから起動しようとするので再起動に失敗する。

21VirtualBox_Ubuntu_220.png
VirtualBoxのメニューバー-[デバイス]-[光学ドライブ]-[ホストドライブ'D']を選択。Ubuntuの画面でEnterキーを押下。

初回起動時の設定

21VirtualBox_Ubuntu_221.png
再起動したら、インストール時に作成したユーザが表示されるので、クリック。

21VirtualBox_Ubuntu_222.png
インストール時に指定したパスワードを入力し、[Enter]キーを入力。

21VirtualBox_Ubuntu_223.png
[オンラインアカウントへの接続]画面で、後から追加可能なので、[スキップ(S)]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_224.png
[Livepatch]画面で、Liveatchをセットアップするには、Ubuntu Oneアカウントが必要となるため、[次へ(N)]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_225.png
[Ubuntuの改善を支援する]画面で、[この情報を送信しますか?]は、どちらか任意の方を選択し、[次へ(N)]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_226.png
[プライバシー]画面で、[位置情報サービス]をOFFにして、[次へ(N)]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_227.png
[準備が完了しました!]画面で、[完了(D)]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_228.png
[ソフトウェアの更新]ダイアログが表示されたら、[今すぐインストールする]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_229.png
[認証が必要です]ダイアログが表示されたら、パスワードを入力し、[認証]ボタンを押下。

左上の[アクティビティ]リンクを押下すると進捗が確認できる。

21VirtualBox_Ubuntu_230.png
ソフトウェアの更新が完了すると、[ソフトウェアの更新]ダイアログが表示される。[すぐに再起動(R)]ボタンを押下する。

スナップショットの作成

インストールが完了したら、インストール直後の状態のスナップショットを取得しておく。

21VirtualBox_Ubuntu_231.png
VirtualBoxのメニューバー[仮想マシン]-[スナップショット作成...]を作成

21VirtualBox_Ubuntu_232.png
[スナップショットの名前(N)][スナップショットの説明(D)]に任意の⽂字列を⼊⼒し、 [OK]ボタンを押下。

インストール後の作業

最新版へのUpdate

21VirtualBox_Ubuntu_233.png
installが一通り終わったら、
[アクティビティ]-[アプリケーションを表示する]を選択。

21VirtualBox_Ubuntu_234.png
[端末]を起動する。

以下のコマンドを実行

sudo apt update
sudo apt upgrade

21VirtualBox_Ubuntu_235.png
21VirtualBox_Ubuntu_236.png
途中、確認プロンプトが表示されるのでyを入力し、[Enter]を押下。

21VirtualBox_Ubuntu_237.png
更新処理完了

画面サイズの変更

インストール直後の段階では、VirtualBoxの画面がSVGA固定なので使いにくい。
そこで、画面サイズを変更する。

21VirtualBox_Ubuntu_301.png
VirtualBoxのメニュー-[デバイス]-[Guest Additions CDイメージの挿入...]を選択。

21VirtualBox_Ubuntu_302.png
["VBox_GAs_6.1.6"には...]という確認ダイアログが表示されたら、
[実行(R)]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_303.png
認証ダイアログが表示されたら、パスワードを入力。
[認証]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_304.png
インストールが終わると[Press Return to close this window...]と表示されるので、[Enter]キーを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_305.png
再起動するために、右上の[電池のアイコン]を押下、[電源オフ...]を選択。

21VirtualBox_Ubuntu_306.png
[再起動]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_308.png
ウインドウの右下角を移動させると、任意の画面サイズで表示可能。

設定の確認

インストール

[端末]を起動し、以下のコマンドを実行。

uname -r
uname -v
cat /etc/os-release

21VirtualBox_Ubuntu_309.png
Ubuntu20.04がインストールされていることを確認する。

ネットワーク

[端末]を起動し、以下のコマンドを実行。

ip address show

21VirtualBox_Ubuntu_310.png
enp0s3がInternet側のネットワークになっている。

WindowsとUbuntuでのファイルの共有

Windows(ホスト側)とUbuntu(ゲスト側)で、ファイルを共有したい場合、VirtualBoxの設定を行うことで簡単に設定が可能。

21VirtualBox_Ubuntu_401.png
VirtualBoxのメニュー-[デバイス]-[共有フォルダ]-[共有フォルダ設定...]を選択。

21VirtualBox_Ubuntu_402.png
右端の[新規共有フォルダを追加します。]アイコンボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_403.png
[フォルダのパス:]にWindowsのフォルダを指定。(例では、C:\Dev)
([フォルダ名]は、自動で入力される。)
[マウントポイント:]にUbuntu側のディレクトリを指定。(例では、/mnt/dev)
[自動マウント(A)][永続化する(M)]をチェックし、
[OK]ボタンを押下。

21VirtualBox_Ubuntu_404.png
[OK]ボタンを押下。

この設定で、WindowsとUbuntuで、共有フォルダによるファイル共有が可能になる。

133
126
6

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
133
126

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?