AZ-104試験合格体験記
今回は、Microsoft Azureの資格試験であるAZ-104に合格した体験をシェアします。正直に言って、私は一発で合格できなかったんですが、その分いろいろな経験ができたので、そのあたりを中心に書いていこうと思います。勉強法については、もっとスムーズに合格できた人たちの話が参考になると思うので、今回は試験に際して気を付けたことや複数回受けたからこそわかったことを中心にまとめます。
試験受験の経緯
全ての受験はテストセンターで行いました。
なぜテストセンターで受けたのか?
- 利便性:家から近く、移動がそこまで面倒ではなかった。
- 環境設定:自宅での受験環境を整えるのが面倒だった。
- 安心感:PCやネットワークのトラブルが少ない環境で受験したかった。
受験時に注意すべきこと
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残り時間のカウントに注意
試験中に残り時間が秒単位で表示されるんですが、これが結構リズムが変で見ていると気が散ることがあります。なので、あまり気にせず問題に集中するのが吉です。 -
PCの不調時の対策
私は合計で2回PCの不調でスタッフを呼びました。特に選択肢がスクロールしても見えないという問題が発生しました。今までのテストセンターで受験する系の時に呼んだことがなかったのでちょっと躊躇ってしまったのですが、こういった場合、迷わずスタッフの方を呼んで相談するのが正解です。後ほど気がついたのですが、問題に対して「後で見返す」チェックをつけた際に起きやすいかもしれないです。「後で見返す」チェックを外せば正常に戻ったかもしれないのですが、当時はそこまで思い至りませんでした。。。 -
暑さ・寒さ対策
夏場に受験したため、クーラーが強めにかかっていて寒かったです。テストセンターまで歩いて行って暑くなっている時に半袖のまま試験室に入ると後悔することになります・・。試験は長丁場になるので、温度調節しやすい服装で行くことをお勧めします。
複数回受験の経験から学んだこと
同じ問題が出るのか?
複数回受験していると同じ問題が出てくることがありました。同じケーススタディの内容が出たこともありました。膨大な問題から重複しないように出題されると思っていたので、これにはちょっと驚きました。
意外な出題
Azure Bastionの問題
意外とAzure Bastionに関する問題が多かったです。初見の時は「Azure Bastion=踏み台サーバー」くらいしか知らず、具体的な構築について問われて困惑しました。参考書にはあまり詳しく書かれていなかったので、最近注目されているのかもしれません。
なんか無駄に複雑そうな問題の対処
ケーススタディでもないのにやたらリソースの設定とかの表がたくさん出ていたりで気が滅入ることもあるかと思います。問題文をよく読むとその仰々しい表の中で全く関係ない部分も出てきたりしますので、そういう時は関係ない部分のことは深く考えずにいきましょう。ケーススタディの前提条件的なところも出題範囲に関係ないことも書いてあったりしますしね。
問題演習の学習方法
問題演習を行う際には、ただ答えを覚えるだけではなく、理解を深めるための工夫をすることが重要です。特に以下の方法を取り入れると効果的です。
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GPTに質問する
演習の時にはチャットGPTをフル活用しました。4oの回数制限がかかるレベルで質問しまくりました。問題を解く中でわからないことがあれば、チャットGPTに質問してみると良いです。なぜその答えが正しいのか、他の条件だと回答が変わるのかなど、どんどん深掘りしていくと面白いです。ただ、稀にハルシネーションも起こるので過信は禁物です。 -
他の選択肢が誤っている理由を考える
正解の選択肢だけでなく、他の選択肢がなぜ誤っているのかを分析することも大切です。「こっちの選択肢かと思ったけどどこが違うの?」という自分の勘違いを正す時もそうですし、自分が正解した問題だとしても他の選択肢に対してコメントできるくらいの力をつけたほうがいいからです。これにより、選択肢を絞り込むスキルが向上し、似たような問題に遭遇した際にも応用できるようになります。
反省
圧倒的に勉強時間が足りなかったです。毎回。試験はやっつけで受けるものではありません。。しっかり勉強して自信をもって臨むことがとても大事です。
試験本番でAzure Learnが閲覧できるのですが、みていいかどうかわからず参照しませんでした。みていいものらしいです。時間余ったので使っておけばよかったです・・・。
まとめ
AZ-104の試験は、複数回受験することで理解が深まる部分も多かったです。同じ問題が出ることもありましたし、思わぬ分野で苦戦することもありました。これから受験を考えている方には、自分のペースで学習し、試験環境にも気を配って挑戦してほしいと思います。自信を持って受験に臨んでください!