イシューからはじめよ - 知的生産の「シンプルな本質」を読んだ感想
『イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」』という本を読んで、ビジネスで直面する「本当に大切な問題」を見極める方法を学ぶことができました。職場でよくある「山ほどのタスクがあるけど、本当にこれ全部やる意味あるの?」って状況、ありますよね。 この本は、そんな疑問に答えてくれる一冊です。
イシューって何?
「イシュー」とは、解決すべき核心的な問題のこと。全ての問題に同じエネルギーを注ぎ込むのではなく、本当に価値のある問題に集中することが大事だとこの本では強調しています。山ほどイシューは転がっているわけではなくて、問題だなと思っているものが100個あったらそのうち2〜3個とからしいです。なので見極めが大事って話ですね。
- イシューの重要性を見極める: どの問題が本当に解決すべきか、その重要性や緊急性を理解することがキーポイントです。
- 質を量で圧倒しない: 単に多くのタスクをこなすのではなく、より質の高い成果を目指すべきです。ここのあたりは特に耳が痛いところでした。。。
仮説を立てる
問題に対する最初の解答として「仮説」を立てるわけですが、これがまた面白い。仮説を立ててみて、それがどれだけ実際のところにマッチするかを試してみるわけです。
- 早めに仮説を設定: どんな小さなプロジェクトでも、早い段階で仮説を立ててみることが推奨されています。これにより、目的が明確になり、どの方向に進むべきかが見えてきます。
1次情報から情報を得るべき
直接現場から得られる情報、それが1次情報です。この本では、第二次情報よりも生のデータを重視するべきだと説いています。なぜなら、加工された情報はどうしてもバイアスがかかってしまうからです。
- 現場の声を直接聞く: たとえば、本当の現場の声を聞くことで、問題の本質をより深く理解することができます。
問題を小さく分けて考える
大きな問題も、小さな部分に分解して考えることで、解決へのアプローチが見えてきます。この「分解」が、問題解決の効率を大きく上げます。
-
分解して考える:
where
(どこで)、what
(何を)、how
(どうやって)といった観点で問題を分解することで、具体的なアクションプランが立てやすくなります。
イシューをフェアに検証する
問題を検証する際には、自分のバイアスを排除して、フェアな視点で評価することが求められます。自分の仮説に対して批判的であることが、より良い解決策を導くための鍵です。
- バイアスなく検証: 自分の意見や仮説に固執することなく、公平な視点から問題を評価することが、的確な判断を下すために不可欠です。
実際にどう役立つの?
この本から学んだ方法を使えば、日々の業務だけでなく、プライベートな問題解決にも応用可能です。たとえば、家庭での小さなトラブルから、大きなビジネスプロジェクトまで、どんな問題も効率よく、かつ効果的に解決する道筋が見えてきます。
最後に
『イシューからはじめよ』を読むことで、問題解決のスキルが格段にアップすること間違いなしです。ただ、読むだけではあまり身につかない気もする?ので、少しずつ業務に取り入れていきたいと思います。