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Pimaxが届いたので感想を書いてみる

Last updated at Posted at 2019-04-07

Pimaxが無事届いて、1週間ほど使ってみたので感想を書いてみます。

Pimax8kってなに?

VRヘッドセットです。
視野角200度という広さと3840x2160という高解像度が売りのハードです。

Kickstarterで募集していたのでバックしたのですが、
本来発送すると言っていたのが、2017年の12月だったのが遅れに遅れ、
2019年の4月ごろになってやっと行き渡ってきた感じがします。

私のバックしたプランはベースステーションとコントローラも付くやつなのですが、届いたのは本体のみです。
ベースステーションは今年の後半に、コントローラは8月以降という書き込みを見ましたが、これもまた遅れるんでしょうね。
ベースステーションはValveの製品そのままのはずなんですが、遅いのはなんででしょうかねぇ…。

感想

私が持っているハードが、Oculus Riftなので、それとの比較となります。

画面は抜群にきれいです。
iPhoneのRetina液晶を見たときのような、高解像度感があります。
ViveProと比較したいところですが、ViveProは身近で触れる場所がないのでなんともいえません。

また、視野角200度は本当に広く、一度これに慣れるとRiftに戻ると狭くて仕方ありません。
眼鏡との相性も良いですね。

しかし横より縦の広さが目立ちます。角度にして5度程度しか視野が広くないのですが、この差が結構大きく感じます。
やっぱり下方向が広くて、視界全部がしっかり覆われている感じがあります。

ハードウェアにはIPD(目の間隔)調整ダイヤルと音量ボタン、電源ボタンが付いています。
RiftやViveには電源や音量がないので、新鮮な感じがします。
210度を覆うためかなり横長のハードではありますが、重いと感じることはありません。
実際他のヘッドセットと比較しても軽いらしいですね。

ちなみに、GTX1080で動かしています。
一応推奨スペックとしてはGTX1080Ti以降となっていて、推奨スペックは満たしていないのですが、
大体の場所では気になるほどの動きの悪さは感じませんでした。

ベースステーションもなしで動かしているため、3DoFです。
まぁ、椅子に座って使う分には3DoFでもあんまり不便は感じないんですよね。
ただ、センターがずれているとき、元に戻す方法がないのが困りものです。

問題点

SteamVRは汎用的なVRのプログラムではありますが、基本的にHTC Viveを想定しています。
そのため、その差異による問題点はあります。

・端がかける
SteamVRの初期画面である、高原の別荘みたいな場所で気が付きますが、
視野の外側にある一部のオブジェクトが出たり消えたりします。
おそらく、Viveの視野で表示外になる場所のオブジェクトを消しているんだと思いますが、
Pimax8kの視野だとそこまで見えてしまうので、オブジェクトが消えちゃうんでしょうね。

・一部ワールドで重い
vrchatでウロウロしたのですが、一部のワールドではやたら重く、3fps程度になってしました。
Riftではちゃんと表示されているので、なんなんでしょうね。
多分、鏡があるとやばいんじゃないかなーとか思っています。

追記:
VRAMの使用量を測ってみると、めちゃくちゃ重くなる場合はVRAMを使い切っていました。
GTX1080は8GBですが、GTX1080Tiは11GB搭載していて、そのVRAMの多さが推奨の理由かと思います。
Riftでも同じワールドに行ってみましたが、メモリは使い切っていていました。
ただ、Riftの場合、最初はカクカクするんですが、数秒すればカクカクが治るんですよね。
メモリを使い切ったあとの挙動が違うんでしょうかね?

・コントローラ未発売
コントローラがないので、XBOXコントローラで動かしています。
今やVRのコントローラといえば両手が動くものが当たり前ですから、
ほとんどのソフトは遊べず悲しいことになってしまいます。

一応、HTC Viveのトラッカーやコントローラが使えるのですが、
Vive付属のコントローラは出来が悪すぎて、OculusTouchに慣れている自分には
あれをわざわざ買いたいとは思わないんですよね。
HTCの新ハードのIndexに期待、でしょうか…。(でも、そのうち届くはずなんだよなぁ…)

総評

かなり良いハードではありますが、これを1台目にするのはあまりにも不安定すぎて、全くおすすめできません。

もし、予定通りに去年の初期に発売していれば、対応ソフトも増えてよかったんでしょう。
Kickstarterで多額の資金を集めたので、ストレッチゴールとして
ヘッドホン付きストラップ、アイトラッキング装置が無料、無線モジュールの割引クーポンなどを提唱しています。
この辺、有料でもいいので早く欲しいものばかりなんですよね。

去年のうちに出ていれば期待の新星ともてはやされたかもしれません。
しかし、今年になって他社が新ヘッドセットを出してきていているので、
Pimaxも大分見劣りするハードに見えてきています。
Kickstarter組だと、かなりお得な価格でしたが、製品版となると2倍以上の価格になるでしょう。
アクセサリなども含めてすべてが出揃って、ソフトも対応するまで待っても全然問題ないと思います。

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