0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

WarpのAI Agentを使いこなす!開発効率を爆上げする活用例3選

Last updated at Posted at 2025-05-12

はじめに

最近注目されているモダンなターミナル「Warp」には、ChatGPTをベースにしたAI Agentが搭載されており、コマンドラインでの作業をより効率的に、そして直感的にしてくれます。

本記事では、このWarpのAI Agent機能を実際にどう活用できるのか、3つの具体例を通して紹介します。普段の開発における「ちょっと助けが欲しい」瞬間を強力にサポートしてくれるWarp AI Agentの魅力をぜひ体感してください。

Warp AI Agentとは

ターミナルアプリ「Warp」に搭載されているAIアシスタント機能です。
コマンドの補助生成やエラー解釈と実行など、いままでユーザーがしていたことを代行してくれます。

活用事例1 検索

ディレクトリやファイルの検索にAI Agentを使用してみます。
以下のディレクトリ構造を考えてみましょう。

/Users/{user_name}/Documents/laboratory
├── sample-A
├── sample-B
└── sample-C

それぞれsampleから始まるディレクトリが存在しますが、それぞれを一つのプロンプトで名前とパスまで表示させてみます。

プロンプト

今回このようなプロンプトを与えました。

laboratoryディレクトリ内でsampleから始まるディレクトリの名前とパスを教えて欲しい

結果

結果はこのようになりました。求めていた通りの答えが返ってきました。

1. sample-A
   パス: /Users/{user_name}/Documents/laboratory/sample-A

2. sample-B
   パス: /Users/{user_name}/Documents/laboratory/sample-B

3. sample-C
   パス: /Users/{user_name}/Documents/laboratory/sample-C

コマンドでできないこともないですが、AI Agentだとコマンドを書くことなく結果を得ることができます。
また多少の表記揺れがあっても、AI Agentが読み取ってくれます。

活用事例2 テンプレートの生成

ソフトウェア開発において、最初の雛形(テンプレート)となる構成やコードを自動生成する場面は多いですよね。これもAI Agentに任せればコマンドを打たずともテンプレート作成をしてくれます。

プロンプト

たとえば、以下のようなプロンプトを与えます。

xxxディレクトリ内にviteのvanilla + typescriptテンプレートを作成してほしい。

結果

すると自動でディレクトリ内に要望通りのviteテンプレートが作成されています。さらにnpm installまで行ってくれるのであとはサーバー起動するだけで終了です。

Vanilla + TypeScriptのViteプロジェクトが正しく作成されました。プロジェクトの構造は以下の通りです:

/Users/k-logi24/Documents/laboratory/sample-B/
├── index.html(メインのHTMLファイル)
├── package.json(プロジェクト設定)
├── tsconfig.json(TypeScript設定)
├── public/
│   └── vite.svg(Viteのロゴ)
└── src/
    ├── counter.ts(カウンター機能)
    ├── main.ts(メインのTypeScriptファイル)
    ├── style.css(スタイルシート)
    ├── typescript.svg(TypeScriptのロゴ)
    └── vite-env.d.ts(Vite環境の型定義)

活用事例3 エラー解釈と対処法の提案

npmを使ってパッケージをインストールに以下のエラーが出ました。

npm error The `npm ci` command can only install with an existing package-lock.json or
npm error npm-shrinkwrap.json with lockfileVersion >= 1. Run an install with npm@5 or
npm error later to generate a package-lock.json file, then try again.

AI Agentに解決してもらいましょう。

プロンプト

npm error The `npm ci` command can only install with an existing package-lock.json or
npm error npm-shrinkwrap.json with lockfileVersion >= 1. Run an install with npm@5 or
npm error later to generate a package-lock.json file, then try again.

エラー原因の特定と解決をして欲しい

結果

原因を導き、ヒントを教えながらエラーを解消してくれました。

原因が特定できました。package-lock.jsonファイルが存在しないことが確認できました。

解決手順を説明します:

1. このエラーが発生する主な理由:
•  プロジェクトにpackage-lock.jsonが存在しない
•  gitでクローンした際にpackage-lock.jsonが含まれていなかった
•  誤ってpackage-lock.jsonを削除してしまった
2. 解決方法:
•  まずnpm installを実行してpackage-lock.jsonを生成する必要があります
•  その後でnpm ciを実行できます

では、npm installを実行してpackage-lock.jsonを生成しましょう。

...

さいごに

WarpのAI Agentは、開発者にとって第二の相棒のような存在になり得ます。特に、あいまいなコマンド操作やエラー対応に強く、「こうしたい」を即座にコマンドへ落とし込めるのが最大の魅力です。

まずはWarpをインストールして、日々の開発に取り入れてみてはいかがでしょうか?

GoQSystem採用情報

GoQSystemでは一緒に働いてくれる仲間を募集中です!

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?